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気ままに来らむ 『時空をこえて』!

「スタバ」じゃなくて「すなば」なのだ。:久木田憲司

2015年10月9日投稿 

「すなば珈琲」鳥取駅前店
祝日の午前7:30分開店前にはすでに約40人ほどの観光客が並んでいました。

鳥取に住む義弟から義母が入院したとの連絡が8月下旬にあったので、急遽9月のシルバーウィークを利用して鳥取に帰省してきた。三女と今年一緒になった婿の顔見世もまだだったので、三女夫婦も一緒に連れて行った。

幸い退院していて、8月初旬に帰省した時よりも顔の色艶もよく元気であったので少し安堵して、鳥取が初めての三女の夫を鳥取観光に2日間案内した。

境港、伯耆大山、鳥取砂丘、賀露港、浦富海岸と主だった観光地を巡ったが、どこも県外ナンバーの車だらけで混雑していた。県民人口が約59万人弱の処にそれ以上の観光客が押し寄せているように思えた。

途中で義叔母の家にも立ち寄ったが、この時期鳥取県民は観光地には近づかないとのことであった。

特に鳥取砂丘の混雑はひどく、午前8時半過ぎの段階で鳥取砂丘入り口まで3kmのところから渋滞が始り、入り口付近では車が全く動かなくなってしまった。

勝手知ったる準鳥取県民の私は抜け道を通って三女夫婦を砂丘駐車場に下ろし、妻と一緒に丘の上にある展望所で二人を待つことにしたがそこの駐車場も入庫後数分で満車となった。鳥取に関って約40年余りになるがこんなに混雑した鳥取砂丘は初めてであったし、展望所で一緒になった大阪からの夫婦も鳥取砂丘は3回目だが、こんなに混雑しているのは初めてだと話していた。

その夜のテレビのニュースでも鳥取砂丘が映像で流れて、平成になって一番の混雑だと言っていて、その理由は外国人観光客の増加とシルバーウィークの影響だと言っていたが、前日観光した境港にも大型外国客船が寄港していた。

都道府県の中で県民人口が一番少ないのが鳥取県だが、全国47都道府県の中で唯一スターバックスの店舗が無い事を逆手にとって、2013年に平井・鳥取県知事本人が県の観光用テレビ広報で「鳥取県にはスタバは無いけど日本一のスナバはある」と言って話題となり、今年の5月にやっと鳥取駅南側に県内初めてスタバが新装開店して初日の開店前には長蛇の列が出来たというニュースが流れていた。

しかし、鳥取県広報が流されて話題になった事を受けて鳥取の地元企業が2014年4月に鳥取駅北側に開店した喫茶店が「すなば珈琲」なのだ。

これも評判となり、土曜・祝日は県外観光客で賑わっているが、珈琲1杯の値段はスタバよりも高い。ただ、スタバのコーヒーを私は美味しいと思ったことはないが、「すなば珈琲」の珈琲は美味しい。

 深煎りの豆を使っていて濃味だが、サイフォンで抽出されるので舌触りがあっさりしていて実にうまい。近くにお越しの節には立ち寄ってみてはいかがかな。ただ、それまで店があればいいけどね。珈琲の味の違いが分かる人は少数派なので、価格競争に敗れるのではと一人心配している私なのだ。

情報:現在、鳥取県には西日本高速道路株式会社(旧:日本道路公団)ではなく、国土交通省(旧:建設省)が直接建設した自動車専用道路(高速道路)が県内を東西南北に開通しています。国が造ったものですので通行料は要りません。

県外の車の多くはそれを利用していますので、昔みたいに生活道路の国道・県道が観光シーズンに混雑する事はなくなりましたが、因幡の白兎で有名な白兎海岸だけは今でも混雑して渋滞します。

時間が無い人はそこを避けて裏道を抜けて魚見台という展望所に行くことをお奨めします。そこでは、白兎海岸はもとより賀露港から鳥取砂丘まで展望できて自動車専用道入り口にも近いので便利ですよ。



珈琲は深焙煎のサイフォンで抽出されたもので美味しかったです。
飲み干すとカップの底から鳥取砂丘のラクダが現われました。


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