ホーム 事務局紹介 最近の話題 PRとリンク memory コラム 掲示板 過去ログ

気ままに来らむ 『時空をこえて』!

「おばあちゃん」と「あかあさん」とでは:久木田憲司

2015年2月24日投稿


2013年:春の選抜甲子園・一回戦・対常総学院戦・試合開始前の一塁側・濟々黌アルプス席にて7組・武藤民ちゃんと妹さん(50会)と一緒に、故・3組・志水(旧姓:川上)誠(野球部OB)君の写真を胸に応援して、2−0で勝利しました。お二人とも表情が綺麗で、若いでしょ!これが内面から出てくる若さですぞ!!!
                          
昨年末、市役所の市民の声(市民からの苦情欄)に、息子を連れて市の施設に遊びに行ったら、そこの職員に「じいちゃん、ばあちゃんとよかねぇ」と言われたことが寄せられていました。

 その内容は:その人からすると悪気のない、逆に親しみを込めた声掛けであり、以前は夫婦で苦笑いをして通り過ぎることもあったが、最近は息子も会話を理解できるようになり、そのような声掛けに対して「どうしてママをばあちゃんというんだろう」という悲しそうな表情をするようになった。

 家族で楽しく過ごした最後に、そのような一言で楽しさが半減してしまった。実際、高齢者出産での子どもで、見た目では「孫」に見えることもあると思うし、その人に「孫」がいたりすると、孫と思い込まれてしまうかもしれない。

 そのことは理解した上での意見だが、現在は結婚、出産する年代も幅があり、私のように不妊治療の上、ようやく子どもを持つ人も少なくないと思う。

 「おばあちゃん」を「ママ」と間違えるのと、「ママ」を「おばあちゃん」に間違えるのとでは、大人だけでなく子どもにとっても、その後の印象が大きく変わり、その場所での思い出が台無しになることもあると思う。:です。

そこで、私に関する話を三つ。
一つ目:亡き父母の戦後間もない頃の新婚時代の話です。父は丸顔の童顔で、母は父より一つ年上の面長で派手さを好まない女性でした。その頃に我家を訪れた行商の人が、庭で真木割りをする父を見て、「働きもんの息子さんが居られてよかですなあ!」と母に言ったそうです。それからは、母はその人からはいっさい何も買わなかったそうです。

二つ目:私が40歳の時、次女の同級生のお母さん方と小学校でよく懇談することがありまして、その中のお一人を私より三つ位年上の方かなと思っていました。しかし、後日15歳年上である事を知った時は、ぎょ・ギョ・魚で目が点になったことを覚えています。

三つ目:数年前、熊本城に孫を連れて家族皆で遊びに行った折、城彩苑で3歳の孫が団子をほしがったので、1本注文すると「お父さんとよかねぇ」と30歳代の女性店員が孫に話しかけたので、思わず「あと2本」と追加注文しました。そのあとに家族の皆と合流しましたが、家族の人数とは合わない中途半端な団子の本数を訝る家のかみさんでありました。

私の周りの話を一つ。私の孫は小学1年生ですが、58歳から60歳までの知人(男性)に小学校低学年の子どもを育てている者が3人居ます。3人とも結婚が遅くて妻が若い故での事ですが、三人とも三様で妻と子どもの為に努力しています。
ただ、無理して若作りする事はやめましょう。40歳過ぎたら若さは内面から出てくるものですよ。

数年前の夏に、ある観光地で一人ベンチに座り景色を眺めていると40歳代と思える夫婦が私の目の前に現れました。メタボ体型の夫に対して、その妻はスタイルもよくスマートで、顔も美形で臍だしルックでした。多分、若い頃は周りの男性にチヤホヤされたのだろうと思いましたが、若い頃を引きずっていてはいけません。スタイルがよいのは認めますが、皮下脂肪がやや付いた臍へのピアスはいけません。私は思わず顔を背けて目をつぶり、美しい景色の中で悪いものを見てしまった、「ヤメテこせえ!」と心の中で叫んでいました。

こういう場合、他人は忠告できませんので、夫がしなきゃダメなのですよ!
ねええ!!

 
 



■48会トップページへ ■コラムへ戻る