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気ままに来らむ 『時空をこえて』!

最後の東京出張はペントハウスで:久木田憲司

2015年2月12日投稿



赤坂見附周辺・シティホテルのペントハウスからの夜景


                          
先月、最後の東京出張に行ってきました。今回は黌校時代や鳥取大学時代の友人と会うこともなく、キューバ料理店で夕食を済ませ赤坂見附にあるシティホテルのペントハウスで、ロックグラスを傾けながら、夜景を眺め一人静かに過しました。

若い頃にあった歌のように、仕事でもプライベートでも東京へはもう何度も行きましたけど、そこには恋しい人も居ませんし、今の私にとっては行きたい街ではありません。

しかし、邪まな動機で獣医師になってしまいましたが、黌校の頃は早稲田大学に憧れましたし、経済的理由で現役・一浪では東京にある私立の獣医大学の受験さえできませんでした。

改めて夜景を眺めると、シティホテルの最上階の部屋であっても周りには高層ビルが立ち並び、オフィスビルには夜遅くまで明かりがともり仕事に励んでいる企業戦士もまだ居られました。

出張の公務は永田町であり、またホテル近くには赤坂御用邸や外国大使館もあったせいか黒塗りの運転手付き公用車・社用車が数多く行きかっていました。空き時間には地下鉄と山手線を乗り継いで私用を済ませましたが、電車は全て満員状態でした。

東京ではここが日本の政治経済活動の中心地である事はいつもひしひしと感じます。しかし、ここで暮らしていては地方の疲弊度は分かるのかなあといつも私は思います。

先週に総務省から昨年の人口移動が報告されましたが、東京圏で11万人の転入超過があり、人数も3年連続の増加となり、東京一極集中が加速しているそうです。

今、政府が唱えている地方創生が空絵事で終わらないことを祈るのみです。


夕映えに染まる富士山
(東京湾上空旅客機上から)
 


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