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気ままに来らむ 『時空をこえて』!

濟々黌文化祭へGO!:久木田憲司

2014年10月11日投稿


開催前の正門です。受付にもまだ誰も居ません。

                          
去る9月12日・13日に濟々黌文化祭が開催されました。
同窓会母黌育成委員長の私の提案で、同窓会常任幹事の有志で初めて見学をしました。急な呼びかけでしたが、12日は井会長も参加されて、ステージ発表を観賞されました。

皆さん驚く事なかれ、今はブラスバンドとは別に創部4年目の弦楽部というものがあるんですよ。動のブラスバンド演奏に対して、静の弦楽演奏でヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスの奏でる演奏です。3年生が勇退しているので30人弱でのこじんまりとした演奏でしたが、7月に行われる濟々黌受験希望の中学3年生対象の学黌説明会では、会の始めに演奏がされました。保護者を含め1,700人以上の参加者に対して、50人以上の部員で迫力ある演奏です。2年前の学黌説明会で初めて観賞した時は、思わず「アカデミックやなあ」が私の感想でした。現在ヨーロッパで演奏活動している48会・2組の北里君は、在黌時代、人知れずに毎週末飛行機で東京までレッスンに行っていました。当時はクラシック音楽をする者は少数派でしたが、隔世の感ですね。

13日はスーテージ観賞と教室イベントを見て回りました。
教室でのイベントは、文化系部活はもちろんのこと、生徒会各委員会、クラス有志でいろんなことがなされていましたが、1番人気だったのは書道部のうちわ配りで、廊下の端から端まで並ぶ長蛇の列でした。黌内をイベントごとの色とりどりのTシャツが行きかっていましたが、その日のためだけのクラスのTシャツを作っているところがあったのには驚きました。

二日間の見学で私が一番印象に残ったのは、ステージ発表での放送部の朗読でした。県大会1位の実力者という案内でしたが、声の質はもちろんのこと、聴衆を引き込む朗読は、直ぐにでもNHKのアナウンサーになれるなあと思いました。ちなみに、指導教諭は黌校OGだそうです。
文化祭は一般の人も自由観覧できますので、48会の皆さん、野球の応援もいいですけど、たまには文化祭を覗いてみるのもいいですよ。濟々黌のHPを見ると案内が載っていますよ。来年は48会でつるんでいきましょうかね。

追記・物足りなかった事:教室イベントで硬派の展示ものがなかったこと。

私達の頃はベトナム反戦写真展示などの社会問題等を扱った展示教室もあったと記憶しています。今年の鹿本高校の文化祭では、考古学部?が戦争体験者への聞き取り調査のパネル展示をするとニュースで言っていました。それが、指導教諭の影響なのか生徒の自発的な取り組みなのかは知りませんが、現在、原発問題、世界のテロと戦争、教育・貧困等の格差社会の拡大など色々なことが、差し迫った問題としてあります。しかし、濟々黌にはそれを取り上げた部活や有志のイベントはありませんでした。硬軟混在して先駆け的なことをやるのが濟々黌と思っていた私には拍子抜けでした。

 
弦楽部です。こじんまりとした演奏でした。 女性団長の演舞(演武ではないぞ)には切れがありました。すごい!!




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