ホーム 事務局紹介 最近の話題 PRとリンク memory コラム 掲示板 過去ログ

気ままに来らむ 『時空をこえて』!

3年5組の小堀です : 小堀郁江

2014年10月01日投稿


                          
始めてコラムに登場します3年5組の小堀(旧姓檜垣)です。5年前に帰郷するまで、首都圏に住んでいたため、東京同窓会の方に長年お世話になっていました。このコラムの存在を知ったのが今年の7月、始めてアクセスしてみますと、久木田君や岩原君が奮闘していらっしゃるのを知り、9月までには一文投稿しますと言ってしまいました。その時からこの2ヵ月余りの間に、同窓生の方々とのご縁がたくさんあったので、それを時系列で書くことにします。

7月22日 甲子園地方大会の準々決勝文徳高校戦へ49会のM君と出かけました。彼は、この応援の為に有給休暇を取得して、東京から帰郷してきました。40年ぶりの藤崎台球場での応援は、酷暑も忘れるくらい熱が入り、ストライクが入る度に大歓声、点が入ると前後、お隣の知らない方達とハイタッチして大興奮状態でした。翌日は、M君と山鹿の装飾古墳博物館を見学しました。菊池川流域には、全国の3割以上の古墳があり日本一とのことで、その中でも代表的な装飾古墳が展示されています。
熊本県立装飾古墳館 http://www.kofunkan.pref.kumamoto.jp/


 
8月6日 上の裏通りを少し入ったところで習字教室を開かれているN先輩に弟子入りしました。N先輩は、丁度、戦後の旧制中学から新制高校への過渡期に在学されていて2年まで濟々黌、3年は熊本商業に移籍されました。私にとって大切な方です。と申しますのは、10年前に上の裏通りで母が“お休みどころ“檜垣”をオープンしてから亡くなるまでの8年間、毎日何回も母のお店に顔を出しては、母を見守って下さいました。三綱領のお手本をいただきましたが、納得のいく字で書けるようになるのには、5年位かかりそうです。とりあえず、来年の年賀状は、手書きで!という目標をたてたところです。N先輩80歳になられますが、書道の楷書部門で文部大臣特賞を今月受賞されました。
 



8月15日 44会の姜先輩が学長を務めていらっしゃる、埼玉県の聖学院のチャペルで“平和の祈り 8.15”が行われました。49会のM君と姜先輩のお話を聞きに出かけました。祈祷の後、「ふたつの8.15について−和解への道を閉ざしてはならない」というテーマで話をされました。敗戦と解放のふたつの「8.15」が歩み寄り、北東アジアに生きる人々が、ともに平和を作り出していく和解の道を歩むことに参加して欲しい、と静かに強く語りかけられました。来年もこの礼拝が続きますようにと祈りながら会場を後にしました。
聖学院 http://www.seigakuin.jp/

 
8月24日 60歳の誕生日。朝から阿蘇の杵島岳へ行きましたが、雨が激しく、霧でかすんで何も見えないトレッキングになってしまいました。その後、昨年12月に上野先輩(44会)が、いこいの村駅近くに昨年末開店された蕎麦屋(“阿蘇の風”)を目指しました。東京同窓会の会報でお店のことを知り、是非お尋ねしてみようと思いました。開放的な日本建築のお宅の居間をお店にされています。玄関前にもテーブル席があり、後から柴犬連れでいらしたご夫妻は、そちらで食事を楽しまれていました。ペット連れには、得難いお食事どころだと思います。私は、登山の後でしたのでボリュームのありそうな豚角煮そばをいただきました。関東風のダシをマイルドにした感じで、トッピングはとろとろの角煮の他に庭で栽培されているネギ、とうがらしなどが彩りを添えています。“会報を見て来ました。”とお声を掛けたところ、高校時代の思い出、蕎麦の作り方など聞かせていただきました。北阿蘇方面へ行かれる際は、お立ち寄りください。
「阿蘇の風」http://www7b.biglobe.ne.jp/~asonokaze/
 




その夜、市内のイタリアン「トラットリアロッカフォルテ」(平成4年卒でオーナーシェフの宮田憲吾さんが最近開業の本格イタリアン)で、誕生日を同期のH君、M君他とお祝いしました。H君とM君とも8月24日生まれ、すなわち、同じ日に生まれ、一緒に還暦を迎えたことになります。日頃、お会いすることはほとんどないお二人なのに、同期ということだけでで、この特別な日を一緒にお祝いをすることになったご縁と、誕生会を企画して下さった同期のM君を通じて知り合った若いお友達に感謝です。
「トラットリアロッカフォルテ」http://roccaforte-kumamoto.com/


8月31日 古美術を持ち寄って観賞するという会に友人のお茶の先生からお誘いを受けました。約20人の方が、骨董品を持ち寄り、それを観賞するという集まりです。私は、持っていく骨董品などもちろんありません。見せていただくのを楽しみに参加をしました。その後、お食事に移り、こういう方々と何を話したものかと不安でしたが、こういう時は、同窓の方を探そうと機会をうかがっていたところ、まさにお隣の方が30会のK先輩でした。24歳のとき柔道の全国大会で第4位になられたという猛者です。今は、肥後物の陶器を中心に集めていらっしゃるとか。共通する母黌の先生方も多かったので、話が盛り上がり、場違いの食事会が、お蔭で楽しい時間になりました。


9月24日 20年来の知り合いが韓国からご夫妻で熊本へいらっしゃいました。1日目は、まずは熊本城、2日目天草、3日目阿蘇という熊本のハイライトコースを策定し、頑張ってご案内しました。その1日目、熊本城の見学の後、城彩苑の湧々座にお連れしたところ、たまたま湧々座の館長をしている49会のM君にばったり。流暢な韓国語で話しかけていただき、ご夫妻は嬉しそうでした。県外のお客様を熊本城に案内する際は、湧々座に寄って、お城の歴史的背景などについて簡単に知っていただくと、より興味を持っていただけるのでお勧めです。


最後に、仕事柄年金の経験談をいたします。60歳の誕生日が近付きますと年金支給申請書が郵送で送られてきます(男性の場合は、61歳)。それに記入して日本年金機構に送ると、書類に不備がなければ3-4ヶ月後に支給が開始されます。私は、1点質問があったので、電話で予約して西年金事務所へ出かけて行きました。予約をしておくと、待つことなくすぐにブースに通されるのでお勧めです。質問事項はすぐに解決しましたが、私の年金記録を確認していた担当者が、旧姓と誕生日が同じ人の年金記録があるが心当たりはないかと切り出しました。思いがけない話で一瞬きょとんです。20代前半に住んでいた住所を聞かれたので、当時の住所を挙げましたが、どれも違うようで、“別人ですかね。”となりかけたとき、あ、もしかしてと前述のお店があった上通りの住所をいうと、“ビンゴー!”(とは言われませんでしたが)。私が20歳になった日から就職するまでの間、親が国民年金の保険料を支払っていたのです。こういうケース(親が払っていて、子は知らず、姓が変わって、別記録になっている)、は結構あるそうです。皆様も、年金請求の際には、年金事務所へ一度出向かれることをお勧めします。

このように、長く熊本を離れていたにも拘らず、同窓のご縁のお蔭で、随分と豊かな日々を過ごしていると感じます。皆様、これからもどうぞよろしくお願いいたします。


平成26年9月30日記

小堀 郁江

 



■48会トップページへ ■コラムへ戻る