What's ASIANA?

 
 ASIANAについては、あまり詳しいことは分からないのですが、何人かの方に聞かれることがありましたので、分かる範囲で書いてみました。

 HOLGAと同じく、ボディもレンズもプラスチック製のトイカメラです。色や形状から推測するに、香港で製造・販売されていたDIANAの亜種ではないかと思われます。

 DIANAは現在は生産されていません。また、普通に販売されていたものの他に、海外でノベルティグッズとしても大量に出回ったらしく、名前や形状の違うものが何種類も存在しているそうです。ASIANAもそんな販促品の一つではなかったかと思っています。DIANAにはフラッシュや絞りの切り替え装置などが付いていたりするものもあるそうですが、ASIANAにはありません。

 ASIANAの操作は基本的にはHOLGAとほとんど同じです。ピントは目測で合わせる形式、使用するフィルムはブローニー判です。フォーマットは4.5×4.5で16枚撮れます。ちょうど6×4.5のフォーマットの上下が削られた(真ん中だけを使用している)感じです。画角はHOLGAに比べて標準寄りです。ピントは一応目測で合わせるようにはなっていますが、HOLGAより更に曖昧です。周辺部はかなり流れてしまいます。

 光線漏れについて。もともとあったものなのか、破損してついた傷なのか分かりませんが、購入したときにボディ上部(ファインダーの下あたり)に大きな穴が開いていました。この穴はかなり大きかったので、そのまま撮影すると像がほとんど見えないくらいに大量に光線漏れしてしまいます(写真1)。この穴を内側からパーマセルテープで塞ぎ、枚数表示を確認する赤窓も塞いだところ、光線漏れはかなり少なくなりました(写真2)。


写真1

写真2

 フィルムの巻太りを防ぐために、HOLGAと同じようにスプール押さえをつけています。薄いプラスチックの板を谷折りにし、右側のフィルム室にテープで貼り付けました。

 ちなみに、私が購入したのはネットの中古のカメラやさんです。価格は元箱付きで数千円でした。

 

□ ASIANAあるいはDIANAについて説明されているサイト。

Diana Cameras

allandetrich.com
  〜このサイトはnezuminekoさん(
ひょうたん*カメラ。)から教えていただきました〜

Alfred's Camera Page

Vivid Camera >> 該当ページ

 

 

 

 

付属品:キャップ、ストラップ(ビニール製)

written by penko

 

 

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