エルサレムラテン管区公式発表
<エルサレムラテン管区へのイスラエルの不当な施策>
2002年12月13日 エルサレム
エルサレムの主なカトリック教会を代表するラテン管区は、最近イスラエル政府がアラブの聖職者やヨルダンの神学生(ヨルダンは管区の一部)に対して今までとは違う政策をとりはじめたことを証言します。このことは、聖地における或る宗教的集会に対しても言えます。入国ビザは断られ、居住許可の更新は一部無期延期にされています。
これらは、教会の教区活動を妨げるものです。何故なら、これにより神父が管区の中を旅行することは殆ど不可能で、更に、管区の中心である神学校の存在そのものを脅かしています。ちなみに三分の二の神学生がヨルダンから来ています。
過去数ヶ月以上にわたり、多くの手続きが神学校から、管区の公の機関から、またエルサレムの使徒座代表(教皇代理)から申請されています。しかし現時点まで、何等満足な回答が得られていません。
聖地におけるすべての人々の宗教的自由の尊重を追及すべき政府の一機関に対して、これらの政策は不当であり容認できません。
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