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I4u
(アイ・フォー・ユー)

Kei Kitamura

I 4 u Burring love 行ってしまえば

帰っては来ないから

I 4 u Burring love 言ってしまえば

寂しさがまた始まる


 目隠しをして

 後ろから

 犯すように


 抱け……



 それがサンジの要望だった。
 抱き締めなくても良いと、ゾロだと、分からない方が良いと。
 訳が分からなかったが、ゾロはサンジの言い分通り、腕のバンダナを解き目を塞ぐ。動けないように手首を頭の上で一纏めに括り付け、衣服を剥いだ。腕に絡みついたままのシャツはそのままに、下肢を覆う物も全て取り払う。
 要望通り、乱暴に身体を俯せさせ腰を抱え上げて獣のポーズを取らせた。
 ゾロを挑発するような言葉を吐き続けた挙げ句、悲鳴の様な声を何度も上げさせられる。
「…っ、あうっ…」
「痛いのがイイんだろ…?」
 掠れたゾロの声が、サンジの耳に送り込まれた。サンジに挑発され、望まれて始めた行為に、ゾロの方がのめり込んでいく。
「ひぃ…ぁ…うぁ…っ」
 サンジの腰を引き寄せガクガク揺すると、強引に捩込んだ秘所からゾロの吐き出した白濁と切れてしまった時の血が太股を伝った。
 痛みが快感に変わるのには、そう時間が掛からなかった。ビリビリとした痺れが甘い疼痛に代わり、内壁のポイントをゾロの熱い楔が擦る度、ゾクリと快感が背筋を這い回る。
 悲鳴は嬌声に代わり、自ら望んだ事だと言うのに逃げ腰になっていた身体は、更なる快楽を求めうねうねと蠢き始めた。
 ゾロのペニスを受け入れている内壁も、うねりながらギュウギュウと締め付けてくる。
「おら、腰振れよ」
「…っ!うっ…」
 焦れて動く腰をピシャリと叩かれ、ゾロの手は自身が埋まっている孔を開くように、双玉を揉みしだいては左右に広げていた。繋がった部分が焼けるように熱い。
「ははっ…貪欲に飲み込んでるぜ、お前の孔…」
「ヒッ!ア…アァ…ハァ…」
「締め付けてくる。イイのかよ…」
「ふぅ…ぁぁ…んぁ…」
「犯されて悦んでんの、か…この淫売が」
「っぁーーーーーー!!」
 中のペニスがサンジの前立腺を思い切り擦り上げ、奥深くまで届いた先端から熱い奔流が流し込まれた瞬間、サンジの股間で息づいていた物が破裂した。自分の顔と胸に白濁を飛ばしたサンジの身体がブルブルと震える。ゾロも数回に分けてサンジの奥に流し込む。
「ひっ!ひぃっ………」
「っ…はぁ…は、ぁ…」
 ズルリと抜れると、孔からは大量の精液がゴポリと音を立てて溢れ出した。
「漏らしてんぞ。締めろ」
「あっ!あぁ…ぁ…」
 溢れる精液と血を止めるように、ゾロの指がサンジの秘所を塞ぐように埋め込まれた。ぐちゃぐちゃと掻き回しながら、無骨な指が内壁を引っ掻く。
「栓、しとくか…」
 手近にあるサンジのジッポーを拾い上げると、指を抜き其れを押し込んだ。
 冷たく硬い鉄の感触に、サンジの腰が跳ねる。
「やぁ…ふぁ…やっ…い、やぁ…」
「何言ってんだ…テメェが望んでる事だろ…?」
 手を回し、萎えたサンジのペニスに指を絡め上下に軽く扱いてやると、強請るように腰が左右にユラユラ揺られる。
 亀頭の割れ目に親指の爪を差し込み、割るように引っ掻くとジッポーを飲み込んだ蕾がギュッと絞られた。片方の手で双玉を広げ、その様子を観察する。
「締まったじゃねぇか…はっ!イイんだろ?なぁ?」
「んんっ…うっ…ふぅ…ん、ぁ…」
「お前のココ、紅くてびしょびしょに濡れて、厭らしいぜ。こんなちいせぇモンじゃ物足りねぇって、ヒクヒクしてる…」
 先端を弄っていた指が離れ、竿を扱き、根本まで到達すると強く握り締めた。
 ゆっくりと熱を取り戻していたペニスを強く掴まれ、欲望の出口を失ったサンジの身体が大きく跳ねた。
「っ!やっめ……んゃ…」
 四つん這いにしていたサンジの身体を、くるりとひっくり返し仰向けにさせる。
 結んでいた目隠しを取ろうとゾロが手を回すと、サンジは首を振ってそれを拒んだ。
「いやだっ!やめろっ!!…ゃぁっ!!」
 激しく首を振るサンジを押さえつけ、目隠しを強引に外す。きつく閉じられた瞳は涙に濡れていた。
 開こうとしない瞳をこじ開けようと、ゾロは覆い被さり目蓋を何度も舐めた。




揺れ動いた心を隠す

目の前から お前が消えても

探すのはいつも お前だけ

どうしようもなく 焦がれていく夜




 この瞳が見たい。サンジの要望など、もう知った事ではない。
「俺を見ろ」
 執拗にサンジの目を舐め続けた。
 目を開いて、その青い瞳でゾロを認識しろと、サンジのペニスを掴んでいた手を緩く扱く。快楽に弛緩する身体。秘部に埋められたジッポーがコトリと落ちた。
「ぁ…」
 薄く開いた瞳が、潤み新たな涙を零す。
「俺を見ろ」
 ビクビクと下肢が跳ねる。身体中を駆けめぐる快楽にサンジの思考が汚れていく。ゾロの言葉が全てになる。
「お前を犯しているのは、俺だ」
「ぅ……ぃ…や…」
 首を振るサンジの顎を掴み、正面を向かせ瞳を覗き込むように額を付けた。
 手にはサンジの欲望の残滓が貼り付き、サンジの頬を濡らす。滴る汗と、精液にまみれたサンジは、とても卑猥だ。
「逃げるなよ……」




たとえそばにあなたがいても


俺は独りで歩いて行くよ



2002/6/26UP




ああ…。ちっとも意味が分からない。
何が書きたかったのだろうか、私は…(爆)
*kei*