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M.A.D

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辱めて
小粋な言葉で
匂はす首
強引な仕草で
捩じ伏せて




オレは奴、が、欲しい……



「おら、足閉じてんなよ」
 荒っぽいやり方で閉じようとする膝をベッドに押しつけ、濡れそぼった股間を露わにしていく力強い手。快楽に力の入らない躯はされるがままに開かれて、欲望に震える其処を見せつける。
「ク、ソッ……やろ…」
「…んなエロい顔で睨んだって迫力ねぇぜ」
 サンジの精一杯の反撃を鼻で嗤い、ゾロの手は躯全体を押し広げていく。
 両手は頭の上で一纏めにされベッドボードに括り付けられて、右足も拘束されていた。唯一自由になる左足はゾロに捕まれて、閉じることは許されない。
 もうどれくらいになるだろう。



 きっかけは何だった?
 始まって、最初はいつもと変わらなかった気がする。
 船を離れて寂れた宿の簡易ベッドで、久しぶりにお互いの熱を求め合って、それから……?
「…っ…はっ…ん…」
 一人ベッドに括り付けられ、煽られた熱を持て余している。ゾロは散々嬲った後に、手際よく力の抜けたサンジを拘束していった。そしてその姿をベッド脇の椅子に座り、酒を飲みながら見ているだけの所行に出たのだ。
 サンジの股間には先程自分とゾロが放った精が飛び散って、白い肌が壮絶な色香を放っていた。その中心でサンジ自身も勃ち上がりきり、透明な液をトロトロと零れさせ、解放することの出来ない熱に頭を犯されている。

−−くっそ……んだよっ…

 そんなサンジを見ているだけのゾロを見遣る。

 ドクン…

 ゾロの目は情欲に燃えているいつもの其れで、サンジの顰められた眉から薄く開けられた口元、浅く喘ぐ胸に色づく立ち上がった飾り、白い欲望に濡れた腰、細かく震えるすらりと延びた足を、それこそ上から下まで舐めるように見つめている。
「……っに見て、ん……だよっ」
「エロいな」
「…っ!」
 視線で犯されているようだ。
 劣情に濡れた声にも、耳から脳に手を突っ込まれて掻き回されてるようだ。
 たかがそれだけの事でサンジの背筋を快感が這い上がり、もどかしさに腰が揺れる。
「腰が揺れてんぜ?俺は何もしてねぇだろ…」
「…っぁ…も…言……なっ…ッカやろ……」
「萎えるどころか、反り返ってんじゃねぇか」
「ふ……ぅんっ……クソ…バ、カ」
 止まることのない揶揄う声と、視姦。

−−ああ…クソッ……

 言うことを聞かない己の躯を呪いつつ、胸の中で悪態を付く。それでもゾクゾクと体中を巡る甘い痺れは、我が物顔でサンジを狂わせていく。
 ギュッと目を閉じ、ゾロを自分の視界から消す。少しでもその存在を消したかった。だが、ゾロの視線が今どこを辿っているか全身で感じて、不要な想像力にますます熱を帯びるだけだった。
「ひっ!」
 足に熱湯をかけられたのかと思う程の熱を感じ、上擦った悲鳴がサンジの口から漏れる。
 ゾロの手が太股を撫でたのだと気づいた頃には、捕まれて押し広げられていた。
「おら、足閉じてんなよ」
 そんな事を言われ、腹立たしさに睨み付けるが、何の効果も成さなかった。それどころか、間近にゾロの顔を見て鼓動が跳ね上がる。
 欲望を含んだ牡の顔。
「も……ど、にか……てくれっ……」
「どう、するって?」
「ひ、あっ…やっ!な、にしてっ……!」
 捕まれた足を持ち上げられ、感じた濡れた感触。
 動かない首を必死で捩り下方を見ると、足の甲に舌を這わせるゾロが上目遣いで視線を合わせてきた。口元に嫌な嗤いを浮かべ、その舌を指の間へと這わせていく。
「やっ…やめっ…っあ、あ…っカ、ヤロ…ッ…うぁ…」
 ヌラヌラと蠢く舌に足の指の間を舐められ、腰が跳ねる。しっかり足首を掴んで固定されて、力の入らない状態でははね除けることも出来ず、快楽とも怖気ともつかない感触に震えていることしか出来ない。
「…っへんた、いっ!足…フェチか、よっ…?」
「んなこと、感じまくってるお前に言われたくねぇよ。ほら、イイんだろ?」
「あっ!や、や、も……んな…トコ…」
 紛れもない快感。
「こんなトコも性感帯かよ?厭らしい躯してんな、お前」
「ん…やぁぁ……っ」
 限界に近いくらい勃ち上がっていたサンジが、親指を噛まれた途端、果てた。
 荒い息を繰り返し、胸が上下する。
「イッたのかよ?これくらいで?」
 足から口を離し顔を上げたゾロが、サンジを覗き込む。
 潤んだ瞳と紅く染まった頬。
「…るせェ…変態…」
「どの口が言うのかね、んな事」
 胸まで飛んだサンジの精を指に取ると、ゾロは其れをサンジの口へ押し込んだ。
「んっ…ふぁ…」
 苦い味が口に広がり、ゾロの太い指が口腔を犯していく。舌に指を絡ませていく傲慢な指にサンジは歯を立てた。
「っ!」
 慌てて指を引いていく。
 してやったりと、サンジは薄く笑った。
 その顔すら艶を含み、ゾロは痛みに歪めた顔を厭な顔に戻す。
「悪戯が過ぎるようだな」
 耳元で低い声でゾロが囁く。
 ゾクリと脳を犯すゾロの声。
「お仕置きが必要、だろ?」

 そんな言葉にすら煽られていく自分が悔しい。
 ゾロだからだ。

−−こんな風にオレを変えるのは、ゾロ、だからだ……

 次に来るだろう快楽の予感に、サンジは眩暈を覚えつつ……


「ああ……早く、くれ……」



わたしは今夜 唯 攻められたひ…

Dear サプリさん

By.Kei





ああ…いらないって言われそうな変態さんを書いてしまった気がします…。
ううっ。3000hitのリク、ありがとうございましたぁ♪
こんなモノで良かったでしょうかっ。はうっ…。