// イスタンブール イズ ビッグシティー //


以前、ヨーロッパを旅行している時、イタリアへ向かう列車のコンパートメントで、日本人の私とイタリア人のおじさん、トルコ人のご夫婦とアメリカ人のおにいさんといっしょだったことがある。
もちろん、その中をしきるのは、バックパッカー風の陽気なアメリカ人のおにいさんだ。
私は、イタリア語を簡単な英語でアメリカ人のお兄さんに通訳をしてもらいながら、ローマへの道中、そのコンパートメントの中は、結構盛りあがっていた。
ある時、それぞれの住んでいる町の人口は何人くらいかという話題になった。
そこにいる4人、それぞれに言いあうが、(恥ずかしながら私は大阪の人口は何人なのか知らず応えられなかった^^;A)トルコのご夫婦が答えたイスタンブールの人口に、アメリカ人のお兄さんは、
「イエス!! イスタンブール イズ ビッグシティー」と言った。
その言葉は今でも覚えている。
黒髪に黒い瞳のご夫婦、奥さんはイメルダ婦人かアラブの大富豪のようにきらびやかな宝石をまとっていてとても華やかだった。が、性格は2人とも とても控えめだった。
それが私には、神秘的な感じがした。

どんなとこなんだろうと思いつつ、でも自分が行くことはないだろうなと思っていたイスタンブールに、今自分がいる。

あのアメリカ人のお兄さんが言っていたとおり、まさしくイスタンブールはビッグシティだ。
とにかく人が多い。
どこを歩いても、人、人、人。
活気があって、人間臭さでムンムンしている。
道路は、車が渋滞していて、あちこちでクラクションの音、怒鳴りあう人の声。
ずーと渋滞していて、前になんて進めるはずもないのに、後ろの車はそれでも行けとばかりにクラクションを鳴らす。前の車は、行けっこないだろと車の窓から身を乗り出して叫ぶ。
ここは、世間一般、常識的に考えて当たり前の事が、別に当たり前でなくてもいいような街なのか。。。

みんな働きに行かなくてもいいの?というくらい、毎日ガラタ橋では魚釣りをし、朝から晩までチャイを飲みながらワイワイガヤガヤと話しに花が咲いている。
うす暗い地下道に古着のような商品を広げて商売している人達、靴磨きや物乞いをしてまわる子供たち、観光客をカモろうとウロウロする人達、黒門市場のような賑わいのバザールの活気、通勤ラッシュか民族大移動のようにカドキョイを行き来する船。
どれもこれも、生きる力がみなぎっているというか、すごいパワーだ。
私のようにコンクリートの中で時計の針のように暮らしてきたモヤシッ子には、ぼやぼやしてたら生きてけないよと言われてるような、どこを歩いてもそんな熱気でいっぱいだった。

トルコはヨーロッパ側とアジア側に分かれているというが、どちらかというとアジア的というか、私はトルコにアジアのパワーのようなものを感じた。
日本もアジアの一員なのに、このパワー、一体どこで失くしてしまったんだろう。





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