// 出発前 // |
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行ってみたい所、まわってみたいルートはたくさんあるのだが、今回はとにかく観光旅行をゆっくり楽しみたいというのが目的のため、ブルガリアとトルコの2カ国2都市に訪問地を決めた。 次回の旅行こそは、かっこよくスーツケースなんぞ持って繰り出すぞ、なんていつも思うのだが、荷物の関係でやはり今回もいつものように、ブタさんが小さな亀の甲羅を背負ってるように、そろそろボロボロになってきたリュックサックに出し入れ便利な鞄をタスキガケというスタイルになってしまった。 結局またこれか...なんて落ち込みながら、「別にファッションショーに行くわけじゃなし」なんて自分を励ましての出発となった。 そして前日、慌しい毎日が過ぎるなか、ちゃんとした準備もなく出発前夜を迎えてしまった。 自慢ではないが、人一倍こわがりの性格ゆえ、いつも準備にだけは余念がない。 外国語はめっぽう弱いために、すべて日本語の資料だが、それでもこれ以上の用意はないだろうというくらいに準備万端整えて出発日を待つ。が、それが全くできぬまま...。 今回は、期間が限られていたため、宿探しの時間をなくして街歩きの時間にあてられるようにと、スイスとブルガリアのホテルだけは、なんとかFAX予約できたという始末。。。 あとは、ニフティーサーブのフォーラムやインターネットメールで、実際そこに行かれた方にいろいろ教えていただいたことをしっかり頭にいれ、キリル文字のアルファベットが読めるように必死でABCを覚えたことくらいか...。 いつもは出発前日ともなると、逃げ出したくなるくらいに不安で不安で、 「やっぱ、行くのやめようかな」なんていう思いでいっぱいになる始末なのだが、何故か今回不思議なことに、出発前日病は発病しなかった。 どんなとこだろ?!なんてことよりも、たぶんこんな感じのとこかな?!いや、こういう所だなんて、自分で思い込んでいた部分がかなりあった。 その固定観念が強かったぶん、不安が少なかったのだろう。 国が違えば、人の顔つきも変わり、吸い込む空気も違うように感じるなんてことは、よくわかっていたつもりなのに、まだ見ぬ国のことを、わかったような気持ちでいたようだ。 ブルガリアといえば、薔薇、かわいい刺繍の民族衣装、それに雰囲気は、チェコやハンガリーと似たような感じかな。トルコはイスラムの国だから、なんか暗い感じかな、たぶんブルガリアのような明るい雰囲気はないんだろうな...なんてことを思っていた。 当然そういう思いがないと、そこに行ってみたいなんてことも思わないだろうし、一生そこに行くこともない。 想像してたのと正反対の印象を受けるというのは旅のおもしろいところで、実際それがやみつきになって、旅が大好きになってしまったという理由のひとつでもあるのだが。 時がたてば当然、どの国も変わっていく、それに経済的な影響で良くも悪くもなる。 しかし何年たっても、チェコやハンガリーをはじめ、自分の目で見てきた国々は、私の中ではその当時のまま、時が止まっていた。 その勝手な自分の中の時をブルガリアにあてはめ、最初の目的地スイスのチューリヒを経て、ワクワクしながらブルガリアのソフィアへ向かった。 |