私の中のあれ

私ね、神様って言葉にどうしてもしっくり来なかった。その理由がようやくわかったよ。ライアル・ワトソンと白洲正子さんが対談した時の会話なんだけど
ライアル・ワトソンが言うんだ。
「明治時代に日本人が、ゴッドをカミと訳したのは失敗だった。カミはカミで押し通した方がよかったのではないか。何だかわけのわからぬものだと知れば、外国人もそれなりに納得したに違いない。」
そう、私が神様と言われて思い浮かべてしまうものはゴッド。
でも私の中の神様はゴッドじゃない。もっと、なんか、違う。ゴッドじゃないんだけど、うまく説明できなくて、もにゃもにゃしてもどかしい。


そこでね、すごくいい言葉を知ったよ。
白洲正子さんが言う、

「私の中のあれ

あれに強調のちょんちょんがつくんだけど、コンピューターじゃつかないねー。傍点っていうのかな。
この言葉見て、これよこれ! って嬉しくなっちゃった。
神様っていうより、「私の中のあれ」って言われた方がしっくり落ち着くよ。うんうん、そうね、あれあれ、あれなのよってね!
白洲正子さんって、もう亡くなってしまったけど、とても魅力的な方です。


「日本の神々」  白洲正子 堀越光信 野本寛一 岡田荘司   新潮社とんぼの本

「未知の贈りもの」   ライアル・ワトソン / 村田恵子訳       工作舎