2000.11/22朝
夢を見た。
街にいて、私は一人で自由な時間のようだ。
私はとある神社をみつけて入る。
石の発する重厚なる空間に
入ってはいけなかったかな、とひるんだ。
でも勇気を出して入る。

重たくて強い気の圧力。
左手前から入る。
正方形の敷地。
右奥隅には天井がある。そのせいでその空間はやたらと閉鎖的で
街とは一切無関係に別世界として存在する。
左手前には小さな祠と立派な鳥居、犬のような(キツネ?)石の像が一体。力強くなまめかしい体の線。
正面には大きな神社と鳥居。
正面神社の階段を上がったところに
雄鳩? 雄鶏? 美しく躍動感に満ちた筋肉をもつ大きな鳥がこちらを伺っている。
それも石のようにグレーなのに、首を伸ばし、傾け、目を見開いてこちらを見ている。
生きている。
私と鳥とが、お互いに興味を持ち、観察しあっている。
石だけの世界。グレーの世界。

記憶は、重厚な密度の高い空気。

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