おかしな話だよ。どうしちゃったんだろうね。
旧市街は城壁の中の小さな街だよ。たった1キロ四方の街。あっという間に反対側にたどり着いちゃう。
その中にね、イスラム教の岩の黄金ドーム、キリストが十字架にかけられた教会、ユダヤ教の嘆きの壁、世界の大宗教の大聖地がそろっているんだよ。迷路みたいに小さな路地の中、30000人以上もの人々が暮らしているよ。イスラム教徒、ユダヤ教徒、キリスト教徒。喧嘩しているんじゃなかったっけ? っていう異教徒の人々が、同じ城壁の中で暮らしているんだよ。
ユダヤ教徒の人々が嘆きの壁に向かって祈っている。その高い高い壁の向こう側はね、なんと岩の黄金ドームなんだよ。壁の向こう側では、イスラム教徒が祈ってる。そしてね、彼らが祈りに向かって歩く道は、悲しみの道。キリストが十字架を背負って歩いたという坂道。
みんなの信仰の源泉は、ここでつながっている。緊張の地は、平和への糸口をにぎっているのかもしれないよ。
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