装甲騎兵ボトムズ−ウド・クメン編−【タカラ】


♪チャララッ、とイントロが始まれば、
ドレミファドンでなくても誰もが「炎のさだめ」と答えるかどうかは別として、
サンライズアニメの屈指の名作「装甲騎兵ボトムズ」のアクションゲームです。
このゲームでは、物語の前半であるウドとクメンが舞台となっており、当然、
サンサ編、クエント編なんかも今後リリース予定であると勝手に思っていますし、
ワイズマンになってロッチナなんかを指揮してアストラギウス銀河を牛耳るシミュレーションゲームなんかも作って頂きたいとも思っています。
ゲームを起動するとイントロが始まる。「ギルガメスとバララント...」「うォー、
TVと同じじゃないっスか」キリコのナレーションに感動しているのも束の間、
見覚えのあるスコープドッグのアップとともにオープニングソング「炎のさだめ」が流れ、
画面にはTVより3D化して少々ポリゴまったキリコやフィアナが、TV版の映像同様に映し出される。
ボトムズ野郎は少なくとも10回は見てしまうオープニングだ。
ゲームは各ミッション毎にステージ化されており、最初はウドのバトリングから始まる。
ミッションの前に機体の設定があり、それにより機体の機動性や装甲性を各ステージ特性にあわせて変更でき、
アニメでもお馴染みであるミッションディスクの設定もここでできる。
初めはあまり細かい設定など気にせず、とりあえず戦ってみて何度か試しながら調整するのが良いように思われる。
戦いが始まると、あとは敵を破壊するだけだが、コントローラーの操作が非常にシビアだ。
通常の移動の他、ローラーダッシュによる移動に加え、射撃の仰角やPR液の配分など、
キリコのように簡単に敵をブッ飛ばすワケはいかない。最初のウドのステージでさえ、クリアするのは非常に難しい。
とりあえず設定をMAXにして左下の狭い所に身を隠し、敵が近寄ってきたところをマシンガンで射撃するのが有効だが、
こちらもかなりダメージを受けるため、ステージクリア後のココナの評価が最低になってしまう。
最初からパーフェクトソルジャーを相手にしているような過酷さであり、
こんな状態でクメン編なんかやったら秒殺されてしまうことは間違いない。
とりあえず、移動テクニックについては、何度もやって体で覚えるようにしたいところだ。
ということで、まだステージ2で苦戦中であるが、このゲームは多分クリア不可です。
いくら、ボトムズ全話をビデオで見て、「炎のさだめ」をカラオケで唄って、
「喜んでアンタの後継者になろう。」などとセリフを覚えたとしても、異能者でないオレはまったく太刀打ちできない。
ロッチナの気持ちが分かるっす。('98.08.10)
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