スーパーヒーロー作戦【バンプレスト】

最近、懐かしの特撮やヒーローモノのキャラクターが登場するゲームは、いろいろと発売されているが、 これらは対象年齢層の財政事情を考慮すると、かなり手堅い商売方法であると言える。 チビっ子は1本のゲームを購入するために、おこずかいを浪費せずに数ヶ月に渡って蓄積するとか、 お正月等の臨時収入イベントを待つといった財政的制約がキビしいが、大人はその辺の融通が極めて効く。 そこへ、かつてガキだったころに夢中になっていた特撮モノキャラギッシリのゲームが、かなりリーズナブルに入手できるとあれば、 これは大概の中年プレステ野郎が食いついてしまうというモノだ。
そんなゲームと思われるのがこの「スーパーヒーロー作戦」なのだが、プレイしてみて気づいたのだが、 これはカナリ充実している。何が充実しているかと言うと、懐古趣味に走った特撮野郎を感涙せしめるファクターが、ということである。
ということで、このゲームはジャンル的にはRPGに相当するが、基本的には次々と登場するヒーローにその都度大感動するためのゲーム、 つまり古い記憶を呼び覚ます覚醒ゲームと位置付けたい。
さて、さしあたりゲームを始めると主人公設定となる。男か女にするかの設定のみだが、特に意識はせず男にしようと思って選択した方が女だったりした。 (男はロンゲだ。)
プロローグ部分では、なんかイロイロなキャラクターが出てきていたが、最近のキャラもので良く分からなかった。 ガンダムWの曲なんかも流れていたので、ソレのキャラも出てきたと思われるが、あいにくオレは知らない。 ってことで、最初に出てきた「ウルトラマン」が感動第一になった。当然、BGMもウルトラマンだ。舞台も科学特捜隊であり、 メンバーも揃っていたりする。なお、登場する各キャラクターは、タラちゃん真っ青の超2頭身+3Dキャラであり、非常にチャーミングでイカす上、 歩き方もナイスだ。
続いて登場するのが「宇宙刑事ギャバン」だ。コイツは実際のTV版の変身シーンがムービーで流れる演出付きで、更に感動+衝撃度アップである。 思わずわかさァ、わかさァってなァんだァー!!とBGMに合わせて発作的に唄ってしまう連中も多数いるハズである。 なお、戦闘時でも”レーザーブレード”の冴えを見せ付けてくれるゾ。
そんなワケで、続々登場するヒーローのおかげで、ちょっとダルめに感じるゲーム進行もなんとかできそうだ。('99.07.25)

(攻略状況)

「ウルトラマン」「宇宙刑事ギャバン」と仲間にし、続いて「ウルトラセブン」「超人機メタルダー」が仲間になった。 また、しばらくして「人造人間キカイダー」「宇宙刑事シャリバン」も仲間になり、結構な数のヒーローが集まってきた。
それにしても、死ぬほど戦闘モードがダルい、ダルすぎる。もうチョット、ユーザー側のストレスを考えてもらいたい。 最低限、コンフィグでスピード調節が出来るようにするベキでしょ。
あと、いきなり新規登場キャラを戦闘モードに突入させないでくれ。マジに弱すぎて更に戦闘モードがダルくなる。 あと、ウルトラ警備隊本部にドルギランを乗り付けるのはやめようね。あと、武器の強さと値段が比例しないのも勘弁ね。('99.07.25)

ガンダム系のキャラについてはサッパリ分からないが、シャリバン・シャイダー・キカイダー01・ウルトラ兄弟・ズバットなど、 感動の変身ムービーとともに登場だ。相変わらず戦闘モードはダルいが、我慢して続けた結果、ようやくエンディングへ到達した。 結論的には、懐かしのムービー以外はオレ的にはダメダメなゲームだった。エンディングスクロールでは、 次作の第二弾が出るようなことがほのめかされていたが、もう勘弁していただきたい。 もう少しゲームバランスを再考して出直しだ。('99.08.13)





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