”ヴァニティ”と”ヴェカンティ”という人間の”明”と”暗”を司る2つの異次元界の戦いに巻き込まれた女子学生「優子」を主人公とする
アクションゲームがこの「ヴァリス」です。サイドビューのアクションゲームで全10ステージを戦い、
ステージ間には日本テレネット十八番のビジュアルシーンが展開します。ヴァリスの戦士として覚醒する優子のシーンに始まり、
ヴァニティの「ヴァリア」やヴェカンティの首領「ログレス」との会話や、対極するヴェカンタの戦士「麗子」との出会い〜決着に至るまで、
「FINAL ZONE」同様にシチュエーションをグッと盛り上げる演出が光ります。
また、ゲームシステムは至って分かり易く、剣を振り回してブリット(弾)を発射し、敵を倒すだけ。
敵を倒した時に出現するジュエルをゲットすれば耐久力回復ができ、その他ステージ内には武器や防具などが落ちている。
そして、ナビゲーションが指示する方向に進んでいくと、そのステージのボスキャラが出現するといった感じだ。
ところが、結構敵の攻撃が苛烈な上、ステージ開始当初は防具がない(ステージ終了後、次のステージに引き継げるのは装備している武器だけ)
ので、ステージ開始後はさっさと防具を探さないと、あっという間にボコボコにされてしまう危険性が大なのだ。
当然、ボスキャラに向かう前には装備を整えた上、ザコキャラを倒して耐久力をある程度に高めておくことを忘れてはならない。
ステージ終了後にセーブ可能なのでクリアはそう難しくないが、終盤ステージにおけるザコキャラの集中砲火は、
かなりプレイヤーをイラつかせるクセものであり、俺のように怒りのあまりキーボードを平手打ちして、
フルキーの[9]を破壊せしめた連中も少なくないハズだ。俺の場合、ちょうど高校の中間テスト真っ最中であったため、
テスト勉強も放り出してプレイしている自分に対する焦燥感がそうさせたのかもしれない。なんにしても、
88のキーボードを見る度に「ヴァリス」を思い出してしまう。
なお、このゲームの主人公である優子については、当時イメージキャラクターコンテストがあった。
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