パソコン用パズル系ゲームで、オレが始めて取り組み、始めて熱中し、そして始めて挫折してしまったゲームでもあるこの「ザ・キャッスル」は、
今プレイしても、そのパズル的難解さは健在であると認識できる手強いゲームだ。
このゲームは、囚われた王女さまを助けるため、王子さまが地下3階・地上7階のお城に潜入し、100に渡る仕掛けだらけの各部屋を探索するパズルゲームだが、
かなりアクション性が高い、というか、アクションゲームそのままであるため、場合によってはかなりのキーボード捌きを要求されるステージも用意されている。
城の中を安全に進むには、城の護衛兵や執事、魔法使いといった敵キャラが徘徊しているので、接触しないように回避したり、
あるいはレンガや置き物などの移動可能設置物でやっつけたりする必要があり、また、ベルトコンベアーや水平移動鉄筋などもタイミングをはかってジャンプする技量が求められる。
中には、酸素ボンベをゲットして、ボンベが切れるまでの一定時間内に攻略を必要とするエリアもあり、もたもたしているとゲーム進行が止まりかねない事態にもなる。
総じて高レベルのアクションスキルが要求されると言える。
また、アクション性もさることながら、パズル性も無視できない。
城の各部屋はカギのかかったドアで隔離されており、ドアには黄色や水色などの色がついている。
これらのドアは、同じ色のカギを入手することで開けることができるが、なかなか一筋縄に目的の色のカギを入手することができないのだ。
黄色や水色などのなどのドアレベルの低いカギは結構簡単に手に入れることはできるが、
赤色や青色などのなどのカギは相当苦労しないと入手することは不可能だ。
また、折角カギを手に入れても、効果的に使用しないと簡単にカギ不足に陥ってしまい、事実上ゲーム進行不可状態となることもあるので、
マッピングをしながら部屋の繋がりとドアの色をチェックし、一番カギの消耗が抑えられるクリティカルルートを発見するように努めたい。
ということで、未だに真っ当にプレイしてクリアしたことがない(改造して全カギをMAXにしてクリアしたことはある)ので、
いつかはクリアしてやるゼッ!!、と思っていたが、気付くと10年以上過ぎてしまった。
今もってオレを悩ましつづけるゲームだが、忘れられないのは、やはり名作のなせるワザか。
なお、続編に「キャッスル・エクセレント」がリリースされているが、こちらもかなり凶悪であり、攻略した方は神様と仰ぎたい。
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