オレが88ユーザー全盛期の頃、当時まだ稀少だった98のハイクォリティなゲームにはかなり憧れたもので、
特にオレが98を注視するキッカケとなった「現代大戦略」は、
それこそ溜息を連発してしまうほどプレイしてみたかったゲームの一つだった。
そんなチビっ子を惑わすゲームをリリースしていたシステムソフトが、
オレのもう一つの側面であるRPGマニアな核心を、
クリティカルヒットしたゲームがこの「Tir-nan-og」なのだ。
剣と魔法のファンタジー世界を舞台にするこのゲームは、
一見するとシステムソフトが得意とするシミュレーションゲーム風の画面構成をしており、
この辺は好みにもよるが、オレ的には当時非常に斬新に映ったと記憶している。
そして特筆すべきは、このゲームの最大のウリである自動シナリオ作成システム。
このゲームには決まったシナリオは無く、ゲーム開始当初に自動的にシナリオを作成してくれるのだ。
大筋では、王様やお姫様が魔物にさらわれてしまった王国が舞台となり、
英雄妖精である主人公が彼らを救出した後に魔物のボスを倒す、という流れになるが、
国名や登場するキャラの名前、地形などは全く違った設定になる。
さて、シナリオを作成してゲームを始めてみると、始めにプロローグが流れる。
結構ソレっぽいストーリーになっているが、たまに変な名前の国や人名が出ることもあるゾ。
ゲーム開始時は、まずお城に行って王国の危機事情を聞いた後、初期装備をもらってクエストに出発だ。
最初は敵とエンカウントして、即ゲームオーバーというケースも頻繁に発生するほど弱いので、
できれば近くにある町でパーティメンバーを募って、地道に経験値を稼いでパーティ強化に努めよう。
また、仲間にするメンバーも、中には最初から魔法などの特殊能力を持っているモノもいるので、
適宜メンバーを交代して、理想的なパーティ構築を目指したい。
オレ的には女性キャラばかりのハーレムパーティになりガチだが、
プレイする8割超は多分同じハズだ。
なお、シナリオを作成すると必ずシナリオコードが付与され、これを新規シナリオ作成時に入力すると、 全く同じストーリーのシナリオが再現できるので、オススメのシナリオが出来た場合などに他の人に薦める際に使おう。