育て系シミュレーションゲームの草分け&代名詞として極めて有名なこのプリンセスメーカーは、
やはりオレ的パソゲー史の1ページを強力に彩る名作であり、98を持っているなら取りあえずプレイしておく必要がある作品だ。
悪魔から王国を守った英雄が、戦災孤児となった少女を10歳〜18歳の約8年間育てるという設定のこのゲームは、
赤井孝美氏のプリティーなキャラが光るのは言うまでも無いことだが、育てゲーというジャンルを確立せしめたゲームセンスも見逃せないと言える。
10歳の娘を引き取った英雄が、娘を教育したり働かせたり(って子供を働かせるんじゃねぇよ!!、というのはナシです。
この世界では10歳からでもビシビシ働けるのです。)して一人前のレディに育て上げ、
究極の目標たるプリンセスを目指すことが目的となるこのゲームは、
1週間単位に決める娘の行動スケジュールが娘の成長に直結するため、最初にどんなコに育てようかという将来展望から始めると良い。
知力や気品を上げてハイセンスなレディを目指すとか、体力や腕力を上げてスポーティーギャルを目指すとか、
プレイし始める前からでも楽しめてしまうゾ。
さて、方針が決まったら早速行動開始だ。
娘を教育するには少なからず費用がかかるため、最初は働きに出してお金を稼ぎつつ、体力などの基本パラメータアップに努め、
ある程度お金がたまったところで、いろいろとレッスンに出して他のパラメータアップを図るのだ。
お金に余裕がでてきたら、町に出て小物を買ってあげたりしてパラメータ&父親度アップだ。
さて、ある程度成長したら武者修行に出すために、剣や鎧などの装備品を整えてやろう。 武者修行はモンスターを倒すことで経験値やお金をゲットでき、また、様々なアイテムも手に入れられるので、 かなりお得なスケジュールだ。しかし、基礎パラメータが低いとモンスターにカンタンにやられてしまい、 その週はムダになってしまうため、ガッチリ鍛えておく必要があるゾ。
他にも、武闘会などのイベントもあり、どれも娘の成長度合いを試すには絶好のチャンスだ。
18歳の誕生日を迎えると娘の将来が決定するが、プリンセスにならなくとも、 手塩にかけて育ててきた娘が1人立ちするエンディングは、きっと感無量になるハズである。