インペリアル・フォース【システムソフト】


シミュレーションゲームの老舗として君臨し続けてきたシステムソフトが、 スペースシミュレーションゲームの新境地をオレたち大戦略ジェネレーションに見せつけてくれたゲームが、 この「インペリアル・フォース」である。
このゲームは、システムソフトが今までリリースしたゲームである、 「ティル・ナ・ノーグ」「ブルトン・レイ」 と同じ流れをくむ、自動シナリオ作成システムが採用されており、新規にプレイする毎に違ったスペースマップが作成されるのだ。

ゲーム内容は、作成された宇宙のうちの1キャラ(宇宙人?)を選択し、自分の所有する惑星でスペースシップを製造して艦隊を編成し、 近隣の惑星を占領しつつ勢力を拡大する、といった感じだ。 ただし、ゲーム開始時は自分の母星のまわりしか視界がきかないため、偵察艦で視界(=行動範囲)を広げる必要があるのだ。
なお、タイムスケールによるゲーム進行であるため、宇宙船の建造や艦隊への行動指示など、必要な命令が終わったら時間を進めることで、 ゲームが展開する。
タイムスケールが進行すると、艦隊が移動したり、惑星での宇宙船建造が進むが、同時に敵国艦隊を捕捉したり、 あるいは艦隊戦が発生したりして結構忙しくなるので、コマメにタイムスケールを止めて状況の把握や艦隊への指示をすると良いだろう。

そして、偵察艦の索敵により発見した惑星は、強襲艦を含んだ艦隊により惑星占領を行うが、 惑星にも防御力があるため、ある程度の艦数を編成していかないと無事占領はできない。 また、その惑星が敵国の支配下にある場合、駐留艦隊との戦闘もあり得るので、戦艦や巡洋艦なども編成に加えたいところだ。 ただし、戦艦などは生産期間が非常に長いため、そう簡単には製造できないので、序盤は比較的攻撃力の高い巡洋艦程度で十分だ。

また、占領した惑星では宇宙船建造ができるようになり、宇宙港がある惑星では、 自国のストックされている完成済み宇宙船から艦隊を編成できるようになるので、 自国強化には効率的な惑星占領が必須となる。
しかし、ただ闇雲に占領してもダメで、惑星間に補給ラインが通っていないと、 せっかく惑星を占領しても宇宙船建造や艦隊編成ができないのだ。 補給ラインが通っているかどうかは占領してからでないと分からないが、自国の惑星間の補給ラインに近い惑星であれば、 たいがい通っていると考えて間違いないので、なるべく近場の惑星から占領するように心掛ければ問題ないだろう。
他にも、惑星には科学・工業・防衛・人口といったパラメータがあり、補給ラインで繋がれていれば、 最初はパラメータが低くても徐々に発展していくので、補給ラインの形成は占領政策の基本としたい。

次に敵国との艦隊戦だが、艦隊戦オペレーション画面で編成した艦隊の個々の部隊(最大5部隊)に移動先を指定し、 あとは時間を進めるだけで艦隊戦が始まる。 艦隊戦では、それぞれの艦がビームを撃ち合い、射程や破壊、回避値などにより攻撃判定が行われ、一定時間戦闘が行われる。 当然、戦艦とかは打たれ強く、偵察艦などは打たれ弱いので、戦艦1vs偵察艦20でも戦艦が勝ったりするのだ。 その分、戦艦は製造期間が偵察艦に比べて何十倍も長いので、ヤラれた時のダメージも大きいため、 長射程を生かした後方からの攻撃が非常に有効なのだ。

BGMも独特の雰囲気なこのゲームは、あっさりした画面ながらオレ的に非常にハマり易い要素をたくさん持っているため、 是非それらの良さを理解していただきたいと思うのだ、

帝国軍ブリュンヒルト発進だ!!(ファイエル!!)



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