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夏刈城 なつがりじょう

別名
政宗館、伊達氏夏館
時代
室町時代~安土桃山時代
分類
中世平城
規模
面積:南北360m×東西360m
現状
田畑
場所
山形県東置賜郡高畠町夏茂元夏刈
最終訪城日
2012年5月27日

永井義実の居館だったが、後に伊達氏の狩りの時の拠点となった。現在は田畑。

城史

年代 出来事
14~15世紀 正慶(1332年)から文明3年(1471年)まで永井義実の居館だったという。年代の間隔がおかしいので、義実は恐らく最後の館主だろう。また、永井氏は長井氏の一門か。
15世紀 伊達尚宗の頃より、狩りの時の拠点としてこの城が利用され、伊達氏代々の夏館であったとされる。
1572年頃 伊達輝宗は資福寺に虎哉宗乙を招き、梵天丸(後の政宗)の教育役に当てた。梵天丸はこの城から資福寺に通っていたと伝わるため、後に政宗館と呼ばれるようになった。

縄張り

城は和田川沿いの平地に築かれており、横矢の入った単郭の縄張りで、川に面した北側以外は水堀で囲まれていた。現在は圃場整備で消滅している。

【城跡】
画像は城跡の西端付近から中心を見た光景であるが、見事なまでに遺構は見当たらず、一面の水田となっていた。奥やや右に見える林が夏刈熊野神社。

【夏刈熊野神社】
城跡の南東に隣接する場所に熊野神社があるが、由緒書きが無かったので詳しい歴史はよく判らない。西町と入生田の熊野神社と合わせて熊野三所権現と呼ばれ、かつては合同祭が行われていたという。

アクセス

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