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鴫ヶ城 しぎがじょう

別名
鴫城、西方館
時代
室町時代
分類
中世平山城
規模
現状
雑木林
場所
福島県大沼郡三島町西方
最終訪城日
2011年12月4日

1545年に山ノ内氏信が築いた西方山内氏の居城(詰城)。山ノ内七騎党持城の一つ。現在は山林。

城史

年代 出来事
1545年 沼沢の山ノ内俊興の二男の氏信は西方に三十貫文の地を与えられて移り住み、車峠に鴫ヶ城を築いて居城とした。
1578年 山内重勝は大槻政通に誘われて越後の上杉氏に内応し、蘆名盛氏に反旗を翻して戦ったが結局敗れ、下館(鴫ヶ城の根小屋)にて自害して果てたという。

縄張り

城は西方の段丘の西に接する山腹の尾根に築かれており、東側は急峻な地形になっている。尾根に堀切を設けて連郭式に近い縄張りを構築しているが、西側がどこまで城域か判断がつかない。

【郭跡】
尾根の上には郭跡と見られる平場があるが、面積は狭くあまり居住性は無い。普段は西方の段丘北部にあった下館に住んでいたというので、緊急時以外は使用されなかったのだろう。

【堀切】
尾根の上には2箇所ほど堀切が確認できたが、現在「大林ふるさとの山」に向かう車道が通っている箇所も堀切の跡かもしれない。

【旧道?】
一見すると帯郭や横堀の跡にも見えるが、恐らく旧道と思われる。現在はど真ん中に低木が生えたりして荒れているため、人が通らなくなって大分年数が経っていると思われる。

アクセス

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