アンコール・ワット アンコール・トム その他のアンコール遺跡群
レリーフ人間劇場 シェムリアップ街並み

僕はミャンマーを後にし、一路カンボジア・シェムリアップに向かった。もちろんアンコール遺跡を見るために。アンコール遺跡・・・・・僕がこの遺跡に興味を持ったのはいつだろう?名前だけはかなり前から聞いたことがあった。ある時僕は友達に誘われ「地雷を踏んでサヨウナラ」という浅野忠信主演の映画を見た。映画のラストシーンにでできたのが「アンコール・ワット」 僕はどうしてもこの目で確かめたくなった。
ミャンマーでは運が良いことに雨季の終りかけということで、雨に降られることはまったくなかった。しかしカンボジアは雨季の真っ最中。それも9月から10月がもっとも雨の多い時期というのではないか!大丈夫なのか?
バンコクからシェムリアップには直行便の飛行機が出ている。雨季ということもあり、機内は多少空席があった。シャムリアップに近づくにつれ、雲行きが怪しくなる。到着時僕は驚いた。飛行機から中から見たシャムリアップ空港の回りが水浸しだったのだ!!あ−−−−!!空港に定刻通りついたもの、まだ夕方だというのに外は真っ暗。雨はやんでいるものの、それはそれは暗い雰囲気だった。僕は何故かタクシーに乗らずに$1という安さに惹かれバイタクにのりホテルに向かった。これが不運の始まりだった。ホテルは運転手に任せたのだが、とにかく道という道が雨水で溢れ返っているのだ!!僕のズボンはビショビショ。そして途中からは雨に降られてしまった。『バイタクなんか乗るんじゃなかった!!』と僕は心で叫んでいた。道という道は川から溢れだした水で覆われていた。こんな経験初めてだ!何とか僕はホテルに到着することができた。到着後雨は更にひどくなり、雷までなる始末。ガイドブックは嘘をついていなかった。明日は大丈夫だろいうか?あまりに激しい雨の為この日は外出せず、バイタクの運転手の明日の約束をし、とっとと寝てしまった。

アンコール・ワット

サンライズを見る為にAM4:30に起床。すぐ部屋から窓の外を見る。外は暗いが昨日の大雨はやんでいるようだ。5:00にバイタクの運転手が迎えに来る。彼によると今日・明日は雨は降らないという。聞く所によると僕が到着する前3日間は雨が降りっぱなしで、アンコールを見に行ける状態ではなかったらしい。おそるべしAMAGASA本当に運が良い・・・・
早速僕はバイクの後ろに乗り込み、アンコールに向かう。ホテル近くの道は昨日の雨で更にひどい状態になっていた。大木に雷が落ち倒れている。しばらく走ると回りに建物がなく、とても静かな通りになる。アンコールが近いのか?ゲートでアンコール遺跡入場料を支払い更に進む。すると突然運転手がアンコールを指差した。
バイクをおり、ゲートに向かう。ゲートをくぐると目の前にあったのは(写真)まさしく本物のアンコール・ワットであった。僕はついにアンコールにやって来たんだ。
しばらくその美しさに足を奪われた。外はまだ薄暗い。時間が経つに連れその姿が現れてきた。正面から見ると尖塔は3つに見える。しかしちょっと角度を変えるだけで、4本、5本と型を変化させる。これが設計者の狙いなのか?場所によって変化するその姿に感動を覚えた。
僕はアンコールの中に入り、中央塔近くの眺めの良い場所に行ってみた。空は大きな雲で覆われている。サンライズを見ることを諦めた時だった、一瞬ではあるが太陽が雲の間から顔を出したのだ。太陽は僕のためにわざわざ顔を出してくれたのだ。近くいた日本人は4日間シェムリアップにいるが太陽を見たのは初めてだという。おそるべしAMAGASA。
僕は朝・そして午後と「アンコール・ワット」をじっくり鑑賞した。一人ボッ−とアンコール・ワットを眺める。ついこの間迄、映像でしか見たことのないものが、今僕の目の前にある。本当に不思議だ。

アンコール・トム

南大門◆
四面仏◆
アンコール・ワットのことは誰でも一度は聞いたことがあるだろうが、アンコール・トムのことを知っている人は少ないのかも知れない。僕もそのうちの一人だ。アンコール・ワットの造園から遅れて半世紀後、一辺3kmの城壁で囲まれた王都が作られた、それが「アンコール・トム」である。
僕はバイクに乗り アンコール・ワットからアンコール・トムに向かった。アンコール・トムは城壁に囲まれているので中に入るには門をくぐらねばならない。その門が四面仏のある南大門だった。来るものをすべて見おろしている雰囲気のある4面仏。僕はその表情に圧倒された。
◆バイヨン◆
アンコール・トムの中心に位置するのが「バイヨン寺院」 アンコール・ワットとバイヨン、その二つの間の関係・・・・僕はそんなことを考えながらこのバイヨンを眺めていた。ガイドブックを見るとバイヨンには宇宙観が秘められていると書かれている。宇宙観を建物で表現する・・・・・なんて難しいことなんだ。しかし実際自分の目で確かめてみると、うまく言葉では表現できないが宇宙観というものを感じることができる。そのため、僕はこの遺跡に2時間以上はまってしまった。
僕はアンコール・トムをくまなく歩いた。プリア・バリライ近くで僕は休憩し、一人の女性からジュースを買った。ジュースは缶ではなくビンであったのだが、何と栓抜きがない!!ビンのジュースを売っているのに栓抜きがない。なんておもしろいんだ!これがきっかけで彼女としばらくの間話し込んだ。彼女は20歳。日本で20歳といえばキャピキャピ(死語?)という感じだが、彼女が着ている服・もっているカバンを見れば人目で彼女があまり裕福でないことが分かる。しかしそんな環境の中、家族の為に働き・日本語を勉強している。彼氏がいるのかと聞いてみると、彼女は20歳らしい照れた笑顔を見せてくれてた。その笑顔を見た時、僕はすがすがしい気分になった。これからも頑張って働いてね!!

その他のアンコール遺跡群

僕は時間が許す限り遺跡を見て回った。遺跡はどれも本当に素晴らしく時間がいくらあっても足りないと思った。遺跡のまわりには地元の人たちの生活の場がある。130年前にはこの遺跡の存在すら誰も知らなかった。それが今は世界各国から観光客が集まる。地元の人たちはどんな思いで暮らしているのだろう?
遺跡には必ず子供たちがいる。彼らはお土産を売るのに一生懸命だ。稼がなければ生きていけない。しかし時間を掛けて話していると彼ら・彼女らは間違いなく子供だということが分かる。とても無邪気でその笑顔はとても素晴らしい。またいつの日か彼らの素敵な笑顔を見てみたい。

レリーフ人間劇場

アンコールを遺跡を外からボ−と見ている時間は至福の時であった。それとともに僕が気に入ったのはレリーフである。レリーフ・・・・簡単に言うと壁に書いた浮き彫りである。アンコール・ワットのレリーフは宗教・政治色が強いのに対して、バイヨンは日常的なものが描かれていた。
僕はガイドブック片手に一生懸命このレリーフを見た。でも本の説明は難しくて分からないことも多かった。そんな時はいつも、日本人団体客に紛れて説明を聞いていた。やっぱりガイドブックより人の説明のほうが良い!!
◆バイヨンのレリーフ
闘鶏である。この時代から賭け事をしていたのかな?
一生懸命料理をしている。ブタの丸焼きを作っている所がなんともおもしろい。
お産のシーン。わざわざレリーフに出産シーンを描くとは・・・・特別の意味があるのか?
象に乗って進むカンボジア軍。いかにも強そうだ!!
■アンコール・ワットのレリーフ■
「天国と地獄」 首を太い紐か何かでつながれ、引っ張られている。恐い!!
「ラーマ−ヤナ」 猿軍の将「ハヌマーン」はあの『西遊記』の孫悟空といわれている。

シェムリアップ街並み

川から水が溢れ道はこんな状態に・・・・
シェムリアップの中心地。町の中心といってもとても小さい。

シェムリアップは思っていた以上に小さい町であった。雨季そして日本人の団体客は町から離れているところに宿泊している為か、観光客より地元の人が目立つ。


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