エンデューロ
2004.5.3




  コマ無しって云われる、補助輪を外したちゃりんこに乗れるようになったら一人前。近所の兄ちゃん達を、追いかけるように走り回ってたのは幼稚園の頃。

ほんの数キロ先の緑地公園までの道程そのものが、大冒険。水溜り、じゃり道、雑草、竹やぶ、行けるって思ったら、突っ込んでいってたし。壊れるかも、なんて不安は全く頭に無かった。実際、チェーンが外れるくらいで、いつもその場で直してたしね。
 何より、夢中になってちゃりんこのペダル漕いでたかな。

 スーパクロス、8耐。興味があって見に行ってたバイクのレースは、遠い昔の出来事。バイクに乗れるようになった今、見に行きたいって欲求が沸沸してた今日この頃。エンデューロってバイクレースに、パンダ乗りのKONちゃんが出るって聞いて、観戦させてもらいました。

「Enduro」
・モトクロスの凄い版
・耐久レースが殆ど
・日本じゃマイナー
それくらいですね事前知識は。

 案内板も無い会場に迷いまくり。到着は、レース開始の30分後くらい。車から降りると、バイクの排気音はするものの走ってるバイクは見えない。ギャラリー達もまばら。
 山の中を走り回ってるから、全体を見渡せる見物場所なんて無いみたいです。山の中を突き進んでレースの邪魔にならないように、自衛しながらってのが正しい観戦の方法。
 あちこちに黄色い服着たオフィシャルの人達が立ってて、邪魔にならないように、見物人達とレーサ−達を誘導してくれてますしね。出場者だけじゃ無く観戦するだけでも結構疲れます(笑)
 レースなんですけどね、ついこの間まで、一本橋、スラロームだって教習所の中で格闘してた若輩者からすると、ありえない設定です。
舗装路しか走ったことが無ければ、5年後、10年後に見たとしても、同じかな。
 ボーゲンしか出来ない超初心者野郎が、迂回路なんて無い延々と続くコブだらけの急斜面に呆然となってる図。それを見てるって感じ。実際の選手は、もっと逞しいんだけどね。

 そんな在り得ないコースを、ライダーさん達はバイクで走り、いや転げまわってました、4時間も。 速いライダーさんは、何度も目の前を走り去って行く。でも、1周も出来ないライダーさん達も、結構いたようです。 当然です、そっちの方が多いはずです、間違い無いです。それくらい凄まじいコース。
 崖からずり落ちてくる人や。バイクの横で疲れきってる人。水溜りから抜け出せずに力尽きてる人。崖の途中で、必死にエンジンに火をいれるためキックしてる人。全てが在り得ないです。
 でもね、泥んこになりながらもバイクって遊び道具で、遊んでる人達を目の前にしてるとね、少し羨ましかったですかね。

 子供の頃って皆、夢中になってるって事すら忘れるくらい夢中になって遊んでる。
そんなことを、目の前の大人達は、やってんですからね。
 バイクって泥だらけになろうと、いくら倒れようと、崖から落ちようと、走るんだよね、とっても丈夫なのにもびっくり。
 いやぁ〜バイクの免許取ってよかったかも(笑)

P.S KONちゃんは、しっかり1周してゴールしてましたからね。パチパチです。
 いろんな事やって見たいなぁ〜って思うタイプなんですけど、このエンデューロってのは、やって見たいとは、全く思わなかったです(^^; やるなら軽いモトクロスから かな(爆)


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