帰る場所
2003.1.13
 車買うと、嫌でも車庫証明を取らされます。東京に住んでたころ、この車庫証明ってやつに泣かされました。寮生活の新米の若造に貸してくれるガレージの無いことったら、なんせ入社して、給料入ってくる前に、車買おうなんて思い立ってんだから、無謀ですよね。
金はないから、あるのは、気力だけ。でもね甘かった。車屋さん行ったら・・「車庫あるの?あの辺高いからねぇ〜、駐車場探してからおいで・・」 おりしもバブルまっさかりの時代だから、強気も強気・・それに、駐車場は、目が飛び出るくらい高かったしね
 あれから10年以上たった今、2台の車持ってて、それが、自宅の1階のシャッター付きのガレージに納まってるから、もしかしたら、恵まれてる環境にいるんだろうけど。
 人間の欲望ってのは、果てしなく無限にあるもので、最近は、車見ながら生活できる「らいふすたいる」ってのに憧れてます。ガレージの横に、うっでぃ〜な、書斎みたいなのが、あってそこにパソコン置いて、本並べて、机と椅子は、もちろんキャンプ道具で、明かりはランタン、雑誌見ながら、コーヒー飲んで、すっ〜て顔上げると、ぱんころと、すまころが見えるって感じ・・
 で、この間、本屋さん行ったらありました、「ガレージライフ」なんて、雑誌。
ん〜誰しも考えることは、同じなのか・・と、はずれた宝くじ見ながら、ため息つくのでした。
 帰る場所があるだけ、幸せなんだけどね

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