掲載日 2000.1.7
引退式の写真
写真は京都競馬場で最後の勇姿を見せてくれたスペシャルウィーク。

引用
天皇賞春を制した思い出のゼッケン「3」をまとった最後の勇姿に、6万人のファンから惜しみない拍手が巻き起こる。有馬記念でグラスワンダーと歴史に残る名勝負を演じたばかりのスペシャルウィーク(牡6)の引退式が5日、京都競馬場で行われた。

「ホレボレとするようなキャンター。最高のデキです」と騎乗した武豊騎手。つい10日前に死闘を演じたばかりのスペシャルの馬体は黒光りし、シャープさを保っていた。最後のキャンターは、しなやかでダイナミックなフォーム。ファンへの別れを惜しむかのようにスタンド近くの外ラチ沿いを進んだ。98、99年のG1戦線を沸かせたスーパースターは通算17戦10勝、G1・4勝、獲得賞金歴代1位の記録を残して去っていった。

「まだまだ競馬ができる体つきで名残惜しいが、無事に牧場へ帰すことができて感無量。思い出のレースはやはりダービーかな」と白井調教師はさびしげに語り、臼田浩義オーナーもファンに感謝の声。

同馬は6日に中山競馬場でも引退式を行い、その後は北海道早来町の社台スタリオンステーションで種牡馬入りする。初年度から95頭の種付け予定で、牧場サイドの吉田克巳氏は「花嫁は良血牝馬ばかり。初年度から勝負をかけますよ」と多大な期待をかけている。「2年間、無事に走り通してくれた。もう1年走って欲しいという気持ちもあるが、親子2代でダービー制覇が夢ですね」と武豊騎手は、早くも2004年のクラシックに夢をはせた。
大阪日刊スポーツ・なにわWEB・競馬情報より

引退式の前にスペシャルは坂路を2本こなしてるんだって。
60KGぐらいだったら背負わされても金杯に出てたら勝ってたね。


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