第7回 全国雑木林会議が愛知県犬山市で開催され,11月13日(土)ミッチャと2人で参加(もちろん公務ではありません。)しましたので,皆さんへ報告します。。 まず、全体会議がありまして、コメンテ-タ-として林進さん(名古屋市の雑木林研究会長、岐阜大農学部教授)やこの前の講演会の中川さんなどが組織作り、活動資金行政、企業とのパートナ-シップなどについて、会場の参加者といっしょになって話し合いました。途中で名古屋の木文化研究所(モクブンカケンキュウジョ)水野一男さん(会議のコーデネータ)が私を見つけると、すすすと近よってきて、「ねえ、ねえ、人の集め方や、組織の作りかたについて質問してよ。」と言われたので、あせってしまいました。前日に、電話で佐鳴湖の里山づくりの組織作りや今後の進め方について相談していたので、気を使ってくれたんでしょうが。しかし、残念ながら時間がなくなり、質問は、できませんでした。 全体会での発言から ・ 市民参加の雑木林管理は、いかにがんばっても所詮は「点」の段階にとどまる。膨大な面積の雑木林を、地域の土地利用計画や都市計画 自然保護行政に組み込んで面的な展開を図るためには、行政との連携が不可欠。 ・ 雑木林に関わる団体は、先行事例に学ぶことで大きな間違いをしない。 ・ 雑木林で出た木を大量にきれいに使ってしまえる仕組みを社会化する仕組みを考える時期にきている。 ・ 里山づくりをブームや趣味として終わらせないためには、活動は、何を支えにしているのか、社会的信用はどう得るのか。 ・ 生態系の維持や管理が社会的に求められてきている、職業として求められてきている。あと5年もすれば、この場にそれを職業とする人が ここに座っているのは間違ない! ・ 雑木林は、里山に位置します、点としての雑木林活動が行政との連携のもとで里山に至るとき、新しい地域計画の手法が見えてくる。 このあと分科会に出ました。 第1分科会「森づくり、街づくり、初めの一歩は、人づくり」 パネリストに、三島グランドワークの渡辺さん(ミスターグランドワ−ク)がおりまして、大変おもしろかった。 発言から ・ 森づくり、街づくりは、実践を積み重ねながら事実を作っていく、それにより人が変わっていく。 ・ 結果だけを語るのではなく、プロセスを大事にしなければ、魂が無いものとなり、結局何も残らないことになる。 ・ 何のためにやるのか、それを共有することがまず必要。これが一番時間がかかる。 ・ 市民、行政、企業、のパートナ-シップ活動は、地獄の活動。お互いが変わらなければならないから。 最後に雑木林宣言を行い会議が終わりました。詳しいことは、次のホ-ムぺージを見てください。 【第7回全国雑木林会議'99 あいち】 の公式ホームページ http://www.sda.nagoya-cu.ac.jp/~okamura/azr/ 参考図書 「Q&A 里山林ハンドブック」 林進 監修 木文化研究所編 日本林業調査会発行 定価2000円 買ってきました。
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