ボリビア便り 第9号 その3  【ポトシ】編


@人口約11万人のポトシの町並み。後方の赤茶けた山がポトシ鉱山のある「Cerro Rico」。町の標高が4070メートル、山頂の高さは4965メートルもある。ちょっと坂道を上るだけで、呼吸が苦しく、心臓が高鳴った。



B旧国立造幣局のシンボルとも言える巨大な顔。その笑顔は、何を意味するのだろうか。





D坑道を数百メートル入ったところにある実際の作業現場。掘削機で岩盤に穴を開ける作業を体験させてくれた。私は、こととき、あまりの空気の薄さと悪さに吐き気をもよおし、体調は最悪だった。



F坑道の外で、ダイナマイトの爆破を実演してくれた。連続写真でどうぞ。

(A)ツアー客の目の前で、ダイナマイトの導火線に火を点けるガイド2人。


(B)数十メートル離れた場所へダイナマイトを置きに行く1人のガイド。


(C)ダイナマイトを地面に置いて、大急ぎで立ち去る。

(D)爆破。「ドン」。地面が揺れた。導火線に火を点けてから約3分後だった。



Aポトシを代表する観光名所「旧国立造幣局」。鉱山で採掘した金銀を貨幣にするため1572年に建てられたという。内部は博物館になっていて、ガイドに従って見学する。




Cポトシ観光のもう1つの目玉、鉱山ツアー。長靴・ヘルメット・作業着に着替え、ガイドに伴われ、実際に操業中の鉱山に入る。4時間のツアーで、40ボリビアーノス(5.3米ドル)だった。



E坑道の途中にあった鉱山の守り神。コカの葉、タバコ、度数96パーセントのアルコールをお供えする。




G鉱山へ行く前に、途中の雑貨店で鉱山労働者へのおみやげを買った。コカの葉やタバコ、アルコール、清涼飲料水など。コカの葉をかみ、アルコールで気持ちを高めないと、あの劣悪な労働環境には耐えられないのだろう。




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