ボリビア便り 第3号(2001年6月10日) 「母の日は、大変だ」
「6組A」の子供たちが描いた母の絵。ステージの下に張り出しました
ご自慢の和紙人形。思った以上に子供たちは器用でした 。
「母の日」の行事で、日本の歌を披露する「6組A」の子供たち
カーネーションや人形のプレゼントを母親に贈ります。このあと、抱き合ってキスをします
特別サービス。2001年5月19日現在の筆者です。ボリビアに来て3カ月余りで、4〜5キロやせました南米ボリビアにやってきて、早くも3カ月余りがたちました。しばらく「寒い」天気が続いていたサンタクルスでしたが、5月中旬から再び陽気が戻り、女性の服装も、南国らしいヘソ出しルックが目立つようになりました。暑すぎず、寒すぎず、今のような天気が1日でも長く続いてほしいものです。
5月27日(日)は、ボリビアの「母の日」でした。この国では、日本とは比較にならないくらい「母の日」が重要なのだそうです。私が勤務する日本語学校でも、5月19日(土)に、子供たちの母親を招いて、「母の日」を祝う行事がありました。
日系人の子供たちを対象にした授業は、毎週土曜日だけです。私が担当する 「6組A」では、週1回だけの貴重な日本語の授業を3週間前から全部つぶして、さまざまな準備をしました。
ステージで披露する合奏の練習、お母さんの絵と作文づくり、プレゼントする和紙人形づくりと、カードづくり…。正直いって、そこまでするかと思うほどの盛りだくさんの内容でした。
いよいよ、本番の日です。「お母さん、いつもおいしいご飯を作ってくれてありがとう」「いつも部屋を散らかして、ごめんなさい」。ステージの子供たちは、1人ずつ母へのメッセージを伝えた後、全員で「春の小川」と「口ぶえふいて」を合唱・合奏しました。
その後で、子供たちが母親にカーネーションやプレゼントを手渡すと、抱き合って涙を流す母親の姿も見られ、手間ひまかけて準備をしたかいがあったと思いました。他のクラスに負けない素敵な人形ができて、子供たちも満足そうでした。
大人と違って、子供たちを教えるのは、手が抜けなくて大変です。子供たちは正直なので、授業がおもしろくないと絶対に乗ってきてくれません。大人相手だったら、おもしろくない話でも付き合いで笑ってくれますし、つまらない教室活動でも付き合いでやってくれます。
そんな難しさもある子供対象の授業ですが、一方で、子供たちは毎週、新鮮な楽しさや喜びを私に与えてくれます。本当に、ありがとう。
所得水準が比較的高いサンタクルスの日系人たちは、子供の教育に熱心です。平日のスペイン語学校、土曜日の日本語学校のほかに、小さいうちから英会話教室、パソコン教室に通わせるのも珍しくないそうです。日本以上に、教育費が大変そうですね。