我々日本人の先祖の多くは「お念佛」を毎日の生活のこころの糧としてきました。特にたびたびあった乱世では、お念佛で救われた人の数は計り知れません。現在も「お念佛」は仏教の信者の間では、安らかな日々を願う実践行の一つとして称えられております。この度一般の皆様にもこの「お念佛」を体験していただこうと思います。
お念仏を称えていると、なぜ安らかな日々が過ごせるのでしょうか。
- 広大善根の故に 素直な心が養えるため
- 衆罪消滅の故に 悪いことが出来なくなるため
- 宿縁深厚の故に 良い友達と仲良くなるため
- 光明摂取の故に 大宇宙の恩恵が感受できるようになるため
- 聖衆護持の故に 大宇宙のパワーに守られていると感じられるようになるため
- 極楽化主の故に まわりが穏やかになるため
- 三業相応の故に 心と体のバランスがよくなるため
- 三昧発得の故に 充実した日々が過ごせるようになるため
- 法身同体の故に 皆と仲良くなるため
- 随順本願の故に 真理に従った日暮らしが出来るようになるため
(永観『往生十因』より)