シドニー・ギューリック氏

シドニー・ギューリック氏

日本が昭和になった頃、アメリカでは「新移民法」が成立して、
日米関係が悪化していきました。

そうした中で、親日家で、日本に何度か来たこともある
宣教師のシドニー・ギューリック氏は、
人形を通して日米の親善をはかろうと考えました。
日本には「ひな祭り」という習慣があるので、アメリカから人形を贈って
一緒に楽しんでもらおう、という計画でした。

このギューリック氏の呼びかけにアメリカ各州の人たちが資金を出し合って
12,739体の人形を購入しました。
それぞれの人形に名前をつけ、手作りの服を着せて、
本物そっくりのパスポートを持たせて日本におくりました。


この写真は、大沢小学校で、人形と一緒に発見されました。
このシドニー・ギューリック氏に呼びかけよって人形が贈られたことは
全国の人形を受け取った学校に伝わったことと思います。