童謡「青い眼の人形」

「青い眼の人形」

野口雨情 作詞
本居長世 作曲

青い眼をしたお人形は
アメリカ生まれのセルロイド

日本の港へついたとき
いっぱいなみだをうかべてた
わたしは言葉がわからない
迷子になったらなんとしょう

やさしい日本の嬢(じょう)ちゃんよ
なかよくあそんでやっとくれ
なかよくあそんでやっとくれ


この歌は世間一般でたいへん有名ですが、
アメリカから贈られた「青い目の人形」とは関係はありません。

この歌は大正12年に作られ、のちにレコードになっています。

「青い目の人形」が贈られるのが昭和2年。
この歌はその5年前に作られています。
「青い目の人形」は、昭和に入ってから、
あわただしく決定して贈られてきたものです。
この歌が作られた頃には、アメリカから贈られるなどという話は
まだまったくありませんでした。
歌詞にあるように、ここで歌われる「人形」はセルロイドです。
キューピーのような人形を歌ったのではないでしょうか。


その後、野口雨情について調べました。
野口雨情について調べている金子義則さんからのメールを紹介します。

童謡「青い眼の人形」について