■ 秤/はかり ドイツ  (968))

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ドイツの秤。1930年頃。
構造がそのまま見える古いタイプです。

バネなどを使わず、重さを測れる構造ですから、ものを載せっぱなしにしても、問題はありません。
このタイプが卓上の秤の原型と言えるでしょう。無骨でかなりしっかりと作られています。構造躯体だけの構成で、機械そのもの。その姿に工業好きはそそられます。鋳鉄とアルミです。目盛り部分は琺瑯(ホウロウ)製で光沢があり、美しいです。昔の技術は今よりも優れていたようで、細かい目盛りが丹念に刻まれ、感動ものです。
最後の写真のように、丸い重りの位置を下にすると、500gまで計れ、この場合は外側の目盛りで読み取ります。下からから2枚目のように重りを折りたたみ上に持ち上げると、100gまでが正確に測れる設計です。この場合は内側の目盛りで読み取ります。赤い縦の線が重量の読み取り線(指針)で、ともに0の位置にあります。50gの重りを載せています。

ひとつ問題があります。
下2枚の写真は50gの重りを載せているのに、0の位置はおかしいですね。というのも、アルミの上皿がこの秤にしては小さいと感じていましたら、その通りでした。本来はもっと大きく重い上皿が使われていたようです。50g軽い上皿に変わっているのです。
その証拠に何も載せない場合、指針は0を示すはずですが、指針は0よりも右を示します。右下のネジは微調整用です。それで調整しても0の位置に来ません。そこで50gの重りを載せましたら、0になりました。最後の写真の状態です。
つまり普通に重さをはかり、その重量に50gを足せば、それが正確な重量となります。上から3枚目の写真は500gと50gを載せて、500gを示しています。500gだけの重りでは450gを指します。
古い機械式秤に正確さを求める人はいないと思います。オブジェとして面白い品ですので、身近に置いて楽しんでください。お譲り価格はかなり抑え、低価格の設定です。
金色のパーツに変色部分があります。


サイズ (おおよそです)
何も載せない状態で、高さ25cm 。横19cm。奥行き13cm。

発送・送料
宅急便 着払い。東京より60〜80サイズ。定形外710円(意外に重く500gほどあり、梱包すると1kgの料金です)

お譲りしました    (8,000円)

 

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