■ジョルジュ・ウイヨンランプ フランス (465)
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Grasよりずっと希少。
主流から外れたユニークで洗練されたランプ。
100年前の設計にも関わらず、繊細、軽やか、モダンな印象は異彩を放っています。
黒く重厚なランプが多い時代にあって、他に類を見ない異質さ。こんなランプありません。Georges Houillon/ジョルジュ・ウイヨン(フイヨン)が1920年にデザイン。大型の部類に属します。
ジャン・プルーヴェという異質で面白い建築物を創出したフランスの建築家をご存知の方もいらっしゃると思います。類は類を呼ぶと申しますが、プルーヴェはウイヨンのランプを好み、1932年にプルーヴェが設計したナンシーの大学の学生寮で部屋に備え付けられました。
アームと配線ケーブル専用のパイプが並行して設置された斬新でおもしろい構造です。ケーブルをまとめる。できるだけ露出させず保護して断線から守る。ケーブル用パイプにはこの二つの目的があります。このパイプは両端がラッパ状に少し広がった形状で、アルミ製です(上から5枚目写真の矢印部分を参照ください)。パイプとアームはゴムパーツで固定されています。ゴムパーツはデットストックの新品です。リフレクターの取り付け部も面白い構造。丸いベースが取り付けられています。
繊細な印象に反し、各部の作りは良く機能的にも優れています。二箇所の関節はボールジョイント構造を採用しているため、ランプは前後左右に様々なポジションが可能です。リフレクターは上下に大きく振れます。
フランスでも数少ないランプで、あったとしてもアーム部分のパーツの欠品が圧倒的に多いです。
このランプで最も特徴的な「両端がラッパ状に広がったケーブル用パイプ」が失われ、配線ケーブルが全てむき出しになった興ざめの個体があります。適当なパイプをケーブル用として装着し、オリジナルと言う業者もあります。適当なパイプのものは両端がラッパ状でなく、材質もアルミでなくスチールですので、すぐにわかります。オリジナルのケーブルパイプが残っていてもゴムパーツが失われ、アームとパイプをビニールテープで巻いただけの残念な個体もあります。(それを140,800円で販売しているお店があります。)
電球は口金がE26の普通の電球が使えます。古いランプですので、熱の影響を受けないLED電球をお使いください。配線ケーブルは新品。プラグは日本仕様ですから、すぐに使えます。
リフレクターにえくぼ状のへこみがあります。ベース表面にメッキの傷みがあります。
●昨年、同じランプの壁タイプをSONYのデザイナーをされている方にお譲りし、次のようなコメントをいただきました。
こちらのランプ本当に美しいですね。とても気に入りました。
長く愛用し、また、次の方にいつか引き継げるように大切にします。
壁に設置してみたのですが、魅力に溢れています。
僕の仕事にもよい影響をいただけることと思います。
■サイズ (大まかです)
大型に属するサイズです。最後の写真の状態で最高部は66cm。リフレクターの直径16cm。電源ケーブル2m。
■発送・送料
ヤマト宅急便 着払い。東京より140サイズの予定。
■お譲りしました 100,000
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