■JIELDE ジエルデ(ジェルデ) フランス・アトリエランプ (116)

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■古いJIELDE フランス・アトリエランプ

Jieldeは写真のように様々なポジションが可能な、美しいランプです。視覚的にすばらしいだけでなく、画期的な機構を考案・採用し、それらを共に満たしたランプとして希有な存在です。とにかく60年ほど前の工業ランプとは思えないデザインです。

フランスのJean-Louis Demecqが1950年に開発しました。アトリエランプは作業用で酷使しますので、デスクランプなどに比べて配線が断線しやすいという難点を抱えていました。Demecqはそれを克服するために、配線のない特殊な構造のアームを持つJieldeを考案し、製品化しました。
Jieldeはアームの数を変えることが可能で、アームのない小さなタイプから、いくつかのアームを持つものまで、作業用途に応じて自在な組み合せができました。これは在庫の管理の容易さも伴っています。このJieldeは4本ですが、アームは最高でも5本が限度だと思います。それ以上だと美しくありませんし、揺れや、ジョイント強度の問題も生じます。また、アームが長くなればベースも大きく重くしなければ簡単に倒れる恐れがあります。ご覧の通り4本アームはとても良いバランスです。
スパンが長いJieldeは、アームを斜めにすると倒れますが、これは大きく重いベースを付けてありますから、アームをかなり傾けても大丈夫です。ただし傾けるのは程々にしてください。

シェードの金属タグ(プレート)で古い時代のものであることがわかります。
アルミと鉄で作られ、本体はシルバーに塗装されています。シェードとベース部は360度回転します。スイッチはシェードのすぐ下にあります。ヨーロッパタイプの電球「ミニボールランプ」を使用します。日本でも作っていますから、東急ハンズ、ネットなどで購入可能です(口金サイズは「B22D」)。60wを1個付けます。プラグは日本仕様ですのですぐに使用できます。

コンディション 
長く使用されてきたことによる小さなのへこみがシェードにあります。全体に良い状態です。

サイズ 
アームをまっすぐに伸ばすと床面より約190cmになります。日本の天井高の平均はは230cmですから、上から2枚目の写真のようにアームを曲げても十分な高さがあります。この状態で高さ約180cmです。1本のアームの長さは約40cm。シェード直径約16cm。ベース(円盤状)の直径は31cm。

売り切れました 8

 

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