GRASの電球について

 

サイトトップ saiga zakka menu close



GrasでB22口金の白熱電球を使用される場合は、以下をご注意ください。


Grasの使用電球は口金が「B22」の白熱電球です。現在、日本で販売しているB22タイプの電球は小さい丸型で、取り付けますと電球とリフレクターがかなり接近します。そのためにリフレクターが電球の熱の影響を受けてとても高温になり、塗装が劣化します。具体的には塗装の変色、はがれにつながります。
現在B22の白熱電球をご使用の方は、しばらく点灯した後に、電球とその近くのリフレクターを触ってみれば実感していただけると思います。 40W
、60W共に電球はとても高温で、電球に直接触れば火傷の恐れがあります。ご注意ください。

Grasが開発・発売された当時は、フランスの電球は小さい丸型ではなく、現在日本で普通に使用されるE26の形で金具部分の構造だけがB22でした。つまりリフレクターと電球は接近せず、十分な余裕がありました。それで電球の熱はリフレクターにさほど影響を与えませんでした。今もフランスの電球は小さい丸型だけでなく、いくつかの形とサイズがあり、それらを使えば白熱電球とリフレクターは接近しませんから、フランスではリフレクター塗装の劣化はさほど問題にされません。
また、当方の著書『ランプの肖像』に詳細を記しましたように、当時は10ー20W程度の低いワット数の電球を使用しましたから、熱による劣化はそれほど問題視されませんでした。
現代は40、60Wの明るい電球が使用され上記のように非常に高温になり、明らかに塗装は劣化します。

最近はフランスでもB22のLED電球を使用しています。しかし220V仕様ですので、それを日本で使用するには変圧器が必要です。100V用のB22・LED電球があれば解決しますが、特に適したものがありませんでした。(黄色いフィラメントで透明ガラスのLED電球は、照度ムラが激しくテーブル用ランプでは使い物になりません。ペンダントランプ なら問題はないと思います)
しかしようやくGrasで使える口金がB22のLED電球を見つけました。

B22口金のLED電球はこちらをご覧ください


白熱電球の温度について実験してみました。こちらをご覧ください


サイトトップ  saiga zakka menu  lamp menu  close