シルバーグレーのモダンなスツール(1) オランダ   (856)

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際立つ美しさ。
ミッドセンチュリーモダンの流れを汲むスツール。1970年代? ソファー脇や壁際に置けば、テーブルとしても使えます。

直線と曲線の融和。エッジの効いたフォルム。シンプルな構造。現代のデザインに通じる思想がすでに現れています。
様々なデザイン分野でドイツ、フランスの後塵を拝していたオランダは、ミッドセンチュリーモダンの時代から多くの優れたプロダクト・デザイナーを輩出し、異例の飛躍を遂げますが、このスツールはそれを物語る一品です。ふたつのパーツ構成だけで成立する構造は、精巧な製造技術と、行き届いた管理の賜物です。
シルバーグレー(メタリックのようです)の色が絶妙です。光の当たり具合で、明から暗に至る表情や立体感が本当に美しいです。ペリアンがデザインしたスチール製ランプ、CP1などのコンセプトを想起します。同じ時代の精神が宿っているのでしょう。(本心を申しますと、ペリアンを超えていると思っています。) バウハウスを代表するデザイナーの一人、マルセル・ブロイヤーのローテーブルにもテイストが似ています。
黎明期の脚付テレビのような愛嬌があります。スチール製。脚先に付けられた床との緩衝パーツも4脚すべて残っています。
下から5枚目の写真のように、スタッキング時に傷が生じないように、裏に丸い緩衝ゴムが4枚貼られています。同じ写真にある3つの白い点は、スポット溶接の跡でキズではありません。あまりお勧めはしませんが、シートは当方(体重60kg)が立ち乗りしても大丈夫でした。

シートなどに引っかき傷があります。傷は光や見る角度によって見え方が変わります。良いコンディションだと思います。
時間をかけて調べましたが、メーカー、デザイナーはわかりませんでした。ヨーロッパでも全く見かけません。現在は製造されていないようです。
棚に重ねた書籍の一番下は、ランプ GRASの本で、このような大判本も収納できます。
個人的にとても好きなスツールです。


サイズ(大まかです)
シート : 35 x 30cm (脚下のサイズは写真に表示しました)。 高さ45cm。

発送・送料
ヤマト宅急便 着払い。東京より140〜160サイズ

お譲りしました  105,000円 (一脚の価格)。 
最後の写真で下側のもの、最後から2枚目の写真で左側のものです。

 

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