旧・大浦(2) Old Ohura(2)

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■旧・大浦天主堂 (元治元・1864年、竣工) 国宝

長崎市 レンガ造
フュレ神父らが設計、指導し、天草出身の大工の棟梁、小山秀之進(後に秀と改名)が施工する。居留地のフランス人のために建てられた。創建時はゴシック風の3本の塔と尖頭アーチ窓、古典様式風のファサード(正面)、海鼠壁の外壁というめずらしい様式。明治12年の増改築でふた回りほど大きくなり、現在の姿となる。
原爆を正面から受け、爆風が堂内を吹き抜ける。正面外壁、建物内部のステンドグラスなどが被害を受けるが昭和26年に修復。我が国の現存する最古の天主堂。明治期の国宝としては唯一のもの