■旧・古江天主堂　 (明治32・1899年、設立)

長崎県平戸市　木造
明治初期の木造天主堂に似た表情を残す、楚々としたイメージの建物。
民家風の外観ながら、内陣(祭壇)部だけが多角形で天主堂らしさを漂わせる。この部分は後年の付設らしいが、古い時代の建物の一部を移築したようだ?　入口(棹縁天井)、堂内信者席(折上天井)、内陣(リブ・ヴォールト)、と天井が三種類の構成となっていた。
建て替えで、この建物は現存せず。天主堂から古江湾の眺めは美しい。