カナダアニメーション特集

2003年4月26日(土) pm4:30〜6:00  pm7:30〜9:00
各回定員50名
参加費¥200 (アニメーションを見る会の会費として)
場所:東村山市立中央公民館 視聴覚室にて
見たことのある方にはたまらなく懐かしい作品を用意しました。初めての方は、アニメーションの多様性と表現の自由さに驚くでしょう。絶対見逃せない上映会です。特に「ザムザ氏の変身」はお勧めです。
上映予定作品

歩く より

1 開会の辞 
2 フレンチカナデディアンソング〜マリー
3 フクロウとからす
4 歩く
5 砂の城
6 ビードゲーム
7 過去のつまらぬ気がかり
8 隣人
9 ツグミ
10 ザムザ氏の変身

カナダアニメーションについて

 今回上映するカナダのアニメーションはNFB(National Film Board of Canada)カナダ国営映画制作庁において作られた作品です。NFBはノーマン・マクラレンを中心として、独創性にとんだ素晴らしい作品を次々と生み出していきました。さまざまな技法を編み出し、それを素晴らしいものに仕上げていく作業の質の高さには感心します。

歩く:水彩で自由に描かれたアニメーション。ただひとが歩いていくだけなのに、素晴らしい音楽と相まって感動すら覚えてしまうのです。作者、ライアン・ラーキンの才能のなせる技。

フクロウとからす:エスキモーの民話にちなんだ人形アニメーション。バックに流れる民謡(?)がたまりません!あ〜〜ややあ〜や。

マリー:なぜかわからないのですがとっても心地の良い作品。この作品が好きという人がなぜか多い。

砂の城:砂の上で作られた人形アニメーション。砂から生まれた人形が、砂の城を造っていきます。
気楽に見てるけどよく考えるととっても大変なアニメーションです。アカデミー短編映画賞受賞。

隣人:人を駒撮りしたアニメーション。隣り合った家の境に咲いた花を巡って起こる争い。相手を傷つけて変わっていく顔が恐ろしい。

ザムザ氏の変身:これは絶対見逃せない作品です。カフカの変身が原作。ある日目覚めるとザムザ氏は一匹の虫になっていた。たくさんの足を持つゴキブリの様な虫。作品は、ガラスの上に砂をまき、下から透過光で当てて陰影をつけるという技法で作られています。白黒の厳しい画面の中で、ザムザ氏のむなしい奮闘ぶりが描かれていきます。ラストに流れるヴァイオリンの音色がたまらなく素晴らしい!

以上小野沢が独断と偏見で、語ってみました。