1.目安棒と吊り具について |
無断転載禁止 |
このコーナーは、アニメーションを志す全ての人の意思をアニメーション映画に焼き付ける為の道具を紹介するページです、 |
目安棒(めやすぼう) |
|
![]() |
目安棒というのは、人形を動かすときの目安となる物です。これがあると、前のポーズからどれぐらい動いたかが、一目で分かりとても便利です。外国のストップモーションアニメなどの写真にたまに写って居ますがその構造と使い方は案外知られていないため折角の良い道具が生かされて居ない様な気がします。
|
![]() |
吊り具 1 |
|
![]() |
先ず初めに プロでも吊りが入ると時間が掛かり技術的にも高度なテクニックが必要です。吊らないアニメを板着きと言い、割合早く撮影できると言えます(有る程度コンテが、自由になる作品の時は吊りメーションをなるべく避けるのも作戦と言えます。)さらに吊り具を掛ける物干し竿の様な物(鳥居と言います)と、吊り具は、例えカットの途中から吊るとしてもカットの初めからセットに建てて置きます。何故でしょう、そう影の問題です。揺れが止まるのが早いからと、やたらに大きな吊り具を作ると、人形やセットに影がでるばかりで無く吊り糸で上下させているつもりなのに左右に大きくブレが出て、その修正に無駄な時間を費やすことに成りかねません。人形でも人間でも吊り糸はなるべく平行が基本です。(彩工房には昔、操演屋で実際に人間を吊っていた人がいます)
今回は、目玉クリップを使った釣り具の作り方を紹介します。本格的な釣り具と違って初心者の方でも作りやすいと思います。 下の写真のように電気製品のつまみ又はミシンのボビンをテンションを掛けて止めた物を2つ鳥居に取り付けてアニメします PSアニメーションの醍醐味でもあるオーバアクションを削って作品が小さいものに成ってもつまらないですがアイテムに無駄に凝るならば1秒でもアニメを撮影したいものです。 |
![]() |
![]() |
How to の目次に戻る。 |