2010年5月2日

大イワナを狙うため、大棚沢に入渓しようと思い、浅瀬3:45到着するも、手軽な悪沢と共に先約済(>_<)
本谷系では、水の木沢下流とその下手の本谷が空いていたので、パイプ堰堤を選択するも、水量が多過ぎてポイントを絞れずイマイチ・・・。
下山後は、酒匂川本流が平水に戻っていたので川虫を採取して流してみたが、時折コイ科外道が餌をつつくだけで×。
水温む5月ですら、コイ科外道含めて活性がこれだけ低いので、今年の本流はダメだと思われる・・・。



浅瀬に4時前に着くに、残念ながら攻め込みたかった大棚沢は先約済・・・。悪沢も既に押さえられている・・・。
水の木沢下流の水の木橋 〜 菰釣橋区間が空いていたが、この区間はいずれ必ず来る場所なので、本谷のパイプ堰堤を選択。
水の木取水でも良かったが、堰堤の巻きが厄介なので回避した・・・。

4時よりも6時の方が冷え込み、水温は手が痺れるくらいに冷たく、全然反応が無い。
しかも、水量が多過ぎて本来の好ポイントも台無し。大オモリで仕掛けを固定させるも、ほとんど反応が得られなかった次第・・・。

何とかチビヤマメとチビイワナが数匹出て、大棚滝にて納竿・・・。
急坂を林道に上がってゼイゼイしていたら、何と野犬が3頭、下から駆け上がってくるではないか ((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル
野犬に襲撃されたのは、幼少時代、狩川上流部の矢倉沢浄水場付近で凶暴な2頭が襲ってきたことがあったが、うちの親父殿が
応戦し、撃退に成功した。
その後、キャンパーやハイカーが襲撃される事件が相次いだらしく、新聞記事にもなったのだが、実は、幼魚場の番犬として、
意図的に放し飼いにしていたのではないかという疑念を、私は今なお持っている・・・。

今回の3頭の襲撃に備え、たまたま棍棒として使えそうな木の棒が足元に有ったので身構えるとともに、笛をピーピー吹いたら、
そのまま切通峠方面へ足早に走り去った・・・。
精悍な顔つきではあったが、凶暴そうではなかったのが救いか。

水の木橋付近で、下から上がってきた釣り人に野犬情報を教示してそのまま下山。
大又沢の場合は、行きも帰りも掛かる時間が変わらないのだが、本谷の場合は、何故か帰りの方が足取りが重い(^^;)
ようやく山百合橋までたどり着くと、良型の魚影が数匹ボイルあるいはクルージングしている!?

成魚放流物だということはすぐに分かったが、良型の引きを味わいたかったので、気付かれないように静かにしつつ、1時間くらいかけて
餌を流し続けたら、ついに喰ってきた!!
ヒレぼろだけど、重みを十分に味わうことができたのでヨシ。まあ、これまたご愛敬である・・・。

帰りは酒匂川本流に寄ってみるに、平水に戻っていたので、川虫を採取して攻めてみるも、時折コイ科外道(ウグイ、オイカワ、クソバエ)が
軽く齧ってくるだけであり、ヤマメやニジマスの気配は無かった・・・。
十文字床止工では、サカナが時折跳ねていたが、天然遡上アユではなく、数日前に漁協が放流した放流物のアユのように感じられた。
また、赤腹ウグイも跳ねていたので、松田地区には、本日現在は、未だ遡上アユが到達していないという認識で良いと思う。

もう5月だというに、酒匂川本流は、川の元気のバロメータであるウグイやオイカワの活性が何もないことからして、
今年の本流トラウトは、全く期待できそうにないということになると思われるが、鮎解禁までの間、少し粘ってみようと思う。
秋冬のカレンダー上の祝日は、元日を除いて、残念ながら全て通常業務日なのだが、GW期間だけは休める。
これだけ釣り三昧を満喫できて、大満足の休暇と言えよう・・・。
♀との縁が無い人生なのを除けば、実に幸せだなと思える、今日この頃である。


<本日の成果>
世附川本谷上流部(パイプ堰堤 〜 大棚沢大棚滝) : チビヤマメ×3、成魚放流ヤマメ×1、チビイワナ×1
世附川本谷下流部(山百合橋前後) : 成魚放流ヤマメ×3
酒匂川本流中流部(松田地区) : 丸坊主


※本日の講評
往復18,000歩、11KMの歩行の割に、釣果はイマイチだったものの、山紫水明の西丹沢の自然を満喫できたのでヨシ。
都会生活とは縁遠いが、海も山も30分圏内の神奈川県西部西湘地区。
嫁取りにも苦労する田舎だが、レジャーをするには、本当に恵まれたところに居住できていると思う(あくまでも、今現在はの話だが・・・)。

大棚滝降り口付近の林道に、野犬が3頭居ました!! 襲われはしなかったものの、要注意。



水量が多い本谷の渓相と、山吹の花・・・。

水流が激しすぎて、本来の好ポイントは大オモリで仕掛けを固定しても、
反応が得られませんでした・・・。















何とか釣れたチビヤマメ・・・。

チビでもヒレピン。綺麗ですね。
朝型の冷え込みで水温が下がり、活性自体も低かったのでしょう・・・。















チビイワナ・・・。

大棚沢に分岐した後、好渓相なのに、この区間はあまり釣果に恵まれません・・・。

このチビイワナのみで終了。














お決まりの大棚滝。

幣HPでも、何度も登場する滝ですが、名瀑だと思います。

シャワーを浴びながら、F2下の釜も狙いましたが、反応無し。
大棚滝の滝壺も、以前チビヤマメがたくさん釣れたことを除けば、
概して釣果が得られないポイントです・・・。

しかし、この景色は本当に素晴らしい!!










成魚放流ヤマメ・・・。

山百合橋前後で、ゆらゆらボイルしている魚影を発見!!

試しに1時間程度、相手に気付かれないように餌を流し続けたら、
喰ってきました(笑)
チビしか釣れなかったので、ヒレぼろ放流物とはいえ、引きの重みを満喫。
邪道かもしれないが、これまた一興だと思います。