2007年4月21日

前日の残業の為、朝早くに起きれず、釣行予定の中川川支流西沢を逃す・・・。
仕方なく、イワナを期待しつつ、玄倉系の小川谷を探釣してみようと思い、スキル範囲内にて挑戦するも、
荒れ気味の渓相にて、お目当てのイワナは出ず。
夕方からは、谷峨の畑沢下流部に入ったが、採石工場からの廃水で水色が悪いものの、渓相は抜群。
ヤマメの気配は、そこそこ感じられた。

残念ながら、土曜日の起床はAM7:00であり、完全に寝坊(^^;)
まあ、前日は遅くまで仕事をしており、帰宅が日付変更時間帯前後であれば、まあ、致し方ないだろうか・・・。
とりあえず、中川川系の西沢や白石沢への入渓は断念しつつも、とりあえずは西丹沢方面へと出発する・・・。
R246へ抜けるルート途上の、摺手地区の内川にも釣り人が入っており、近場策は×。
駿河小山の鮎沢川支流群も考えたが、酒匂川漁協の年券代回収を優先に考え、ダメ元で玄倉方面へ決定した。

周知の通り、今シーズンは「青ザレ隧道」が、岩盤崩落対策工事中にて通行止めのために、
ゲート脇から入渓する人が非常に多いことが想像がつく。
かといって、立間大橋脇から入渓しても、程なくして高巻き不可の2段大堰堤に阻まれてしまうので、
未だ入ったことの無い小川谷への入渓を試みた・・・。釣り人らしきクルマも2台停まっていた。

小川谷といえば、言わずと知れた沢登りのメッカの険谷であるが、下流部は普通の渓流であり、何とか遡行できた。
堰堤も、一旦林道に上がって巻くことができ、そこそこの距離は遡行可能。
まあ、荒れた渓相にて、非常にスレていてイワナは出ず、チビヤマメ2匹しか出なかったものの、抜群の水質であり、満足できた。
「小川谷廊下」と呼ばれるエリアは、もっとずっと上流部なのだろう・・・。

開始が遅かったので、昼餉を摂ったら既に夕刻モード・・・。
皆瀬川は超外道のクソバエでうんざりさせられることが安易に予測できるので、谷峨の畑沢をチョイス・・・。
下流部の東名高速高架下から入渓する。
畑沢は、以外にも豊富な水量を誇り、渓相も抜群なのだが、残念なことに上流部に採石場があり、
廃水が流れ込んでいるので、川底は泥を被り、常に薄茶色の水色なのだ。
静岡県側の鮎沢川本流や馬伏川、小山佐野川あたりの水色と似ているといえば、同じような感じかもしれない。
ただ畑沢の方が、洗剤等の生活雑排水がほとんど無い分、異臭や泡立ちが無いので、そういう面では多少は条件が良い。
なおゴルフ場からの雑排水もあるので、食用にはできず、釣りを楽しむためだけの沢としての位置付けとなる・・・。

畑沢もクソバエが結構居るが、以外にもスレており、針掛りしにくいので助かる(笑)
ヤマメの魚信もたまにあるが、小型が多くて結構バラした(>_<)
1匹、8寸級の良型が出たが、病気で背中の肉が露出しており、写真を撮ろうか躊躇している間に遁走してしまった。
今シーズンで最も大きいヤマメであり、引き味は最高だった。
次に畑沢をやるときは、ゴルフ場や採石場よりも上流を探ってみたいが、
確かチョロチョロの水流になってしまったような記憶がある・・・。
暗くなってきたので、2号橋から脱渓した。


<本日の釣果>
玄倉川支流小川谷下流部 : チビヤマメ×2
畑沢下流部 : チビヤマメ×1、ヤマメ×1


※本日の講評
前日の帰宅時間が遅く、2週続けて早起きできなかった。
私は、玄倉系とは相性が悪いようで、中々釣果が得られないが、資源量も少ないように感じられる。
しかし、水質は世附や中川よりも数段上だと思われ、湧水(≒玄倉の雫というらしい)の味も最高だ(^^)

畑沢は、釣りを楽しむためだけならば、超外道のクソバエのアタックもそれほど多くないし、渓相も良いので、
お手軽に楽しめる。
矢倉岳北側斜面を源頭としているので、上流部をそのうち探索してみたい。

意外にも、先週の東沢釣行よりも充実感があるのは、いかにも’ヤマメらしい魚信’が多かったことかもしれない。
私に関しては、釣れた数よりも、シャープなアタリの多さの方が、充実度が増すようだ。



小川谷下流部の、荒れ気味の渓相。

玄倉川本流合流点から数百メートル上流の堰堤上から入渓でき、そこそこの距離を遡行可能。

沢登りで有名な、廊下帯になる区間がどのあたりからかはわからないが、イワナは居るはずなのに、放流物っぽいチビヤマメしか出ず。

玄倉川系とは、相性があまり良くなさそうです。





小川谷のチビヤマメ。放流物っぽい雰囲気・・・。

1回だけ、まっ茶色の良型をバラしたのが、イワナっぽかったので残念(^^;)

玄倉系は、世附や中川に比べると、資源量が少ないように感じられるが、実際のところはどうなのでしょうか??







畑沢の渓相。
以外にも水量が多く、水質さえ良ければ非常に良い渓流なのだが、採石場とゴルフ場があるのが残念なところ・・・。

画像からも把握できると思うが、透明度が低く、薄茶色に濁っています。

ただ、生活雑排水ではなく、採石による泥水なので、
異臭や泡立ちは無いのはまだマシかもしれません・・・。







畑沢のネイティブと思われるチビヤマメ。

それほど魚影は濃くないものの、自然繁殖しているようであり、今後も末永く生息し続けて欲しいものです。

8寸級の良型も出ましたが、写真撮影前に遁走(>_<)
病気で背中の肉が露出しており、やはり水質の問題なのかもしれません・・・。