2005年10月22日


久々の釣行。神奈川県側は既に禁漁なので、静岡県側の漁業権無しエリアへ・・・。
夏頃は調子の良かった須川中流部では、シーズン終盤の今回は振るわず(^^;)
西丹沢と東富士の谷間を流れる某C沢では、何と、小山釣友会の会長さんと出会うことに!!


10月も下旬となり、今シーズンの渓流釣りも、月末まで遊漁可能な静岡県側の漁業権無し河川を除いて、
完全に閉店となります。
なにしろ残念だったのは、8(土)〜10(月)の3連休期間に、何と風邪引きで釣りに行けずに、神奈川県側が
禁漁に入ってしまったことですね・・・。
未だ足を踏み入れたことの無い、西丹沢は世附川系統や、玄倉川の上の方を探釣してみたかったのですが、
来季までお預けですね(^^;)

オフは、林道を散策し、概要と渓相の把握をして、来季は神奈川県側の本格渓流の釣行回数を増やす方針です。
神奈川県側での渓流釣りで有望なのは、丹沢湖流入河川くらいで、里川域は対象となるほど魚が居ないので、
やはり世附川系統の河川は研究する必要があるでしょう・・・。

さて、今回は尺上ヤマメ(アマゴ)に的を絞り、大物実績の有る須川へ釣行です。
非常に良好な水質を誇る須川は、釣趣も良いうえに今シーズンは釣果にも恵まれました。
キイロスズメバチさえ襲ってこなければ、有望だと見込んでの出撃でしたが・・・。
今や静岡県側しか釣りができない関係か、釣り人が非常に多かったです。
幸いにも、釣り終わって上がるとのことでしたので、その後に入らせていただくことにしましたが、
先行者の人は、「魚が居ない」と言い残して去って行きました。
とはいえ、40CMクラスの立派なニジマスをキープしていましたが・・・。

話によると、先週に釣友会が納会!?を行ったらしく、その時に多少放流したらしいのですが、
「流覇 中硬硬71MZ」を振り、流しますが、確かに魚影が薄いのか、アタリが来ません。
しばらく粘っていると、ようやくチビヤマメが出ましたが、尾ヒレがボロボロの、超汚い魚体(>_<)
次は8寸くらいのニジマスが出ましたが、これも胸ビレが病気で溶けた個体(>_<)
そして、魚が溜まることが多い堰の下では、8寸クラスのアマゴが出ましたが、これも汚い魚体にガッカリ(^^;)
このアマゴ以外に、魚信はありませんでした・・・。

瀬脇や大岩裏の緩流部を狙っても、全く反応無し・・・。
そこで、夏の終わりには、キイロスズメバチに襲撃されたポイントへ恐る恐る近付いてみると、
どうやら大丈夫そうです・・・。
農家の人に聞いてみても、最近は現れなくなったとのことですので、これは巣が近くにあったのではなく、
8〜9月頃は、奴らの餌場になっていたため、立ち入った私を攻撃してきたと考えるのが妥当ですね・・・。

このポイントは、ブッツケの激流の淵ですが、8月末に降った大雨の影響か、一番深かったところが埋まっていたり、
逆に淵尻が一番深くなっていたりと、流れが変わってしまっていました。
淵尻が深いので、ポイントに接近できません(>_<)危険です・・・。
「碧翠 硬調81MX」にて、アユ用2号オモリを背負わせ、激流の中で、何とか仕掛けを定位させますが、
アタリは遠く、おまけに草木に仕掛けが絡まって、何本も取られてしまいました・・・。

ようやく、竿先を絞り込まれる大物が掛かりましたが、どうやら尺上のニジマスです。
しかし、こちらも足場が悪いので、無理に引き抜こうとしたら、バレてしまいました。
その後、6寸くらいの銀化したヒレピンヤマメが出てくれましたが、針を深く飲まれて絶命してしまったので、
キープしました。

農家のおじさん曰く、このポイントは、雰囲気は有るが、中々釣れないとのことです。
今シーズンの私は、このポイントで尺上ニジマスや8寸強のヤマメを引き摺り出しているのですが、
「たまたまタイミングが良かったんじゃないかな。ホント、あまり出ないんだよ」と、言ってましたね。
釣れまくっていたとき、キイロスズメバチに襲われましたので、因果なものです・・・。

さて、須川の次は駿河小山地区の鮎沢川本流に行くつもりでしたが、他の釣り人から、イワナが釣れる沢を
教示していただいたので、急遽、探釣してみることにしました。
その釣り人は、釣友会のメンバーの方で、「折角放流したヤマメを、獰猛なイワナが食べてしまい、困っている。
是非釣ってキープして欲しい。里にまでイワナが下りてきてしまっている」とのことで、本当に困った様子でした。
場所は、須川からもそう遠くはない、鮎沢川系統秘密某C沢。
西丹沢(不老山・世附峠)の山並と、富士山南東山裾に挟まれた谷間を流れる小さな渓流です・・・。

結構、三面護岸が目立つ渓相ですが、ポイントもそれなりにはあるので、集落の切れ目辺りからスタートです。
しかし、なかなかアタリが来ません・・・。
堰堤下では、ようやくヤマメらしいシャープなアタリが来ましたが、バラシ(^^;)
その後は、超外道のクソバエのみが、何匹も出てきます(>_<)

「うーん・・・。イワナもヤマメもダメかなぁ・・・」と思い始めましたが、小振りながらヤマメとアマゴが出始めました。
しかし、お目当てのイワナは全く出ません・・・。
その後も、瀬や石周りでは全く魚信が無く、堰堤下からのみ、ヤマメとアマゴが出てきました・・・。
いずれも小振りながらも、魚体は中々美形です。

里を抜けて、山地に入ってくると、だんだんと、ボサボサの本格渓流の顔つきになってきました・・・。
そろそろ、里川専科の私では、守備範囲外の雰囲気になってきましたが、所々、開けた区間があるので、
竿を出してみますが、アタリは有りません・・・。
寝掛りや木の枝に引っ掛けたりして、仕掛けを相次いで失ったので終了です。

林道を下っていくと、1台の軽トラにすれ違い、その運転手の人が話しかけてきましたので、
小山町内の渓流について色々お話を聞かせていただくと、このお方は何と、
小山釣友会の会長を務める山橋氏でした!!
偶然の出来事ですが、これはびっくりです。
色々と興味深い話を聞かせていただきましたが、里川専科の軟弱釣り師の私では、
到底敵わないレベルの高さですね(^^;)

氏は、私のこのサイトのこともご存知とのことで、よく見て頂いているそうです(^^)
そして、オフシーズンに、小山町内14河川に対する放流作業に、是非協力して欲しいと要請されました。
静岡県側の北駿地区の河川は、鮎沢川漁協と狩野川漁協管轄の一部河川を除いては、
入漁料無しで釣りが楽しめます。
これは、主として小山町観光協会釣友会が中心となり、大規模な放流事業を行ってくれているおかげです。
私は、ホームグラウンドこそ、足柄地区の鮎沢川漁協管轄区域とはいえ、漁業権無し区間にも釣行しますので、
非常に鈍な輩ですが、できる限り、作業には合力するつもりです。

入漁料無しにて、ほとんどボウズにならずに釣りが楽しめる環境を甘受している立場上、
恩返しをする機会を与えられたことは、実に光栄であり、喜ばしいことです。
そして何よりも、サイト開設の大きなコンセプトである、隣接する静岡県駿東地区の人々と交流を持ちたいとする
願いについて、早くも実現できそうなことには、大きな意義があります。
今季もそれなりの釣果を得られ、充実したシーズンだったと言えるでしょうが、今から既に、
来季が楽しみになってきました。


<本日の釣果>
須川中流部:ヤマメ×2,アマゴ×1,ニジマス×1(ボロボロの汚い魚体が多く、複雑な心境・・・)
鮎沢川系統秘密某C沢:ヤマメ×3,アマゴ×2(お目当てのイワナは出ず。超外道のクソバエも濃いですな・・・)


※本日の講評
大物は釣れず、釣果の面では、特筆すべきことはありませんでした(^^;)
今回の釣行では、小山釣友会の会長さんと知り合ったのは、大きかったですね。

来季に向け、神奈川県側の西丹沢探索と並行し、静岡県側北駿地区の環境育成に携わる作業も加え、
このオフは、実に充実したものとなりそうです。
最終釣行は、駿河小山地区の鮎沢川本流で、締めたいと思います。天候が良いことを願うのみですね・・・。


(注) 今回はデジカメを携帯し忘れたので、画像はありません(涙)