2005年9月23日


9月末で禁漁の、ホームリバーは鮎沢川本流足柄地区(鮎沢川漁協管轄区域)へ、
今シーズン最終釣行・・・。
有終の美を飾れるほどの大物は来ませんでしたが、数には満足。これにて「閉店」なり。


ホームリバーの鮎沢川本流中流部(鮎沢川漁協管轄区域)は、9月30日で禁漁になります。
したがって、釣行できるのは彼岸の連休しかチャンスが無いわけでありますが、台風が接近しており、
連休後半は絶望・・・。
というわけで、初日に出陣しました。

さて、静岡県側の小山町足柄地区へは、足柄峠越えのルートを選びましたが、R246経由の方が楽だし、
早いことを痛感しました。南足柄市と小山町、やはり隣町とはいえ、障壁の大きさを再認識しました。
運転に疲れたので、ひと休みしてから入川。
前回(17日)と同じく、桑木の堰堤からスタートです。

すると、第1投目から、大物が掛かりました!! 凄い引きと重さです。
早速尺上ヤマメか!! と期待は膨らみますが、魚体の色が、何となく金色っぽい・・・。
サケ科の魚は白銀色ですので、何か嫌な予感が・・・。
はぁ、やってしまった。初っ端から、外道の王者、尺ウグイのお出ましでした(>_<)
素晴らしいファイトを見せてくれたので、ヨシとしましょう。

そして、次も9寸クラスのウグイです(^^;)
うーん・・・。厳しい条件ですが、流す筋を変えたり、餌をこまめに変えたりすると、
ようやくチビアマゴが出てくれました。
1匹渓流魚が出ると、その後は続いてヤマメやアマゴが出てくれました。ひとまずホッとします(^^)
今回は、大きくても7寸級で、大物は出ませんでした。

1時間ほど、堰堤で粘っていると、後ろから突然声を掛けられ、びっくりしました。
先行者の人が、上まで釣り終わって、脱川するために再度川通しで下ってきたわけですが、
しばらく私の釣り様を見ていたそうです。
その人は、日の出前より開始し、平均サイズ25センチ前後で、最大が34センチのヤマメを上げたそうです。
そして、色々と私に対してコメントをしてきました。
まずは、太糸&大オモリではイマイチだとのことです。
(竿自体が、堰堤用のダイワ「碧翠」使用だから、問題ないはずだが・・・)
それと、堰堤なんかで釣っているから、デカサイズのウグイが掛かってしまうんだとのことです。
(たまたま、最初だけ堰堤で釣っていただけなのですが・・・)

私としても、この川では、それなりに釣果を上げているわけですが、確かに大物はほとんどお目に掛りません。
この人は、外道のウグイや超外道のクソバエをほとんど掛けることなく、8寸クラス以上のヤマメとアマゴを
何匹も抜きあげているわけですから、参考になる点は、吸収させていただく方が得策ですので、
謙虚にコメントを聞かせていただきました。
すると、愛用竿が、私と同じダイワ「流覇 中硬硬」でしたが、瀬釣りでは、使用するオモリは3号だそうです。
ガン玉3号だと、私の感覚では軽すぎて、風が吹いたら仕掛けを操れないし、餌が沈むのも遅いし、
流れが速いところでは、餌が水面を流されていくだけで、魚の捕食点まで到達できないという考えです。

私は、大体の場合は、0.6号仕掛けの場合はB。0.4号使用の場合は1号を使用していますが、
しかしこれでは、オモリが重過ぎるとのコメントでした・・・。
私は、堰堤や淵よりも、瀬釣りの方が得意だという自負がありましたが、来季に向けて、諸条件を分析し、
最高パターンを研究しようと思います。

さて、堰堤下の深みはここ1箇所だけですので、あとは瀬釣りを楽しみますが、これがまた、イマイチです(^^;)
小振りなヤマメとアマゴしか釣れてくれません・・・。
それならまだしも、アタリが無く、外道含めて魚の気配が無い場所も、多々見受けられました・・・。
結局、旧千束橋〜轡橋間の流域を攻めましたが、5寸前後のヤマメとアマゴを主体に、外道のウグイと
超外道のクソバエが出たくらいです。
33センチの残りマスも出てくれましたが、引きも弱く、ただ重いだけでした・・・。

鮎沢川本流中流部の今シーズン最終釣行は、数こそ出ましたが、それほど良型には恵まれずに終了です。
数こそ、それなりには釣れてはくれますが、「こんなもんかな」という感じです・・・。

本流を釣り終わった後は、秘密某A沢を狙ってみます。
この川も、鮎沢川漁協の漁業権が及ぶので、9月末で閉店ですので、普段よりも上流まで狙ってみることにしました。
台風などの大水が出た後でないと、それほど数は出ないし、良型も顔を見せません。
ましてや、超外道のクソバエが非常に濃い河川です。
まあ、それでも7寸クラスのアマゴが3匹出てくれました。平水にしては、良いほうです。

上流へ鬱蒼とした林の中を川通しに遡行していきますが、上流部では、クソバエが出ず、アタリがあれば、
ほとんどがチビアマゴの魚信がでした。
やはり、林間内は薄気味悪く、開けた区間の方が良いですね・・・。
ゴルフ場の農薬の影響か、カジカは絶滅してしまったそうですが、ヤマメとアマゴ、数は少ないながらもイワナも
生息する小さな沢です。
毎年1000匹程度は放流してくれているらしいので、今後もひっそりと楽しめるような沢であって欲しいものです。

こんな感じで、今シーズンのホームリバーへの釣行は終了です。
来季は、水質が改善されることを、心から願っております・・・。


<本日の釣果>
鮎沢川本流中流部:ヤマメ×9,アマゴ×8,ニジマス×1(外道のウグイ、クソバエも多数・・・)
鮎沢川系統秘密某A沢:アマゴ×4,ヤマメ×2(超外道のクソバエ三昧・・・)
ヤマメとアマゴはせいぜい7寸程度。外道の尺ウグイ登場には、本当に参りました・・・。
歩行中に転倒しかけて、流覇に亀裂が入ってしまいました(>_<)
単価が高いので、修理代が高く付きます。まだ辛うじて使える状態ですので、完全に折れてからの
修理としますか・・・。


※本日の講評
この流域への、今シーズン最終釣行となりましたが、有終の美を飾れるような大物は釣れませんでした。
比較的清流の顔をしていましたが、この水質では、本流の魚をキープするのは、解禁釣り大会のときに
釣れた魚くらいにしたほうが良いと思います。
平坦な流れですが、外道含めて、魚信は頻繁にあるので、釣りだけを気軽に楽しむには、良い環境です。
来季もこの流域をホームリバーに据えたいので、環境の改善を、心から期待しています。

なお、住宅地区間にもかかわらず、スズメバチの動きが、相変わらず活発でした(>_<)
小型のクロスズメバチが付き纏ってきたので、タモ網で捕捉して、殺処分しました。
非常に厄介な、凶暴キイロスズメバチについては、優雅にコスモスの花の蜜を吸っていたので、
たまには、人間様の側から先制攻撃をさせていただき、背後から捕捉して殺処分しました。
普段は一方的に、圧倒的な攻撃力をもって、人間に対して猛威を振るう賊に対し、
ようやく一矢報いることができました。
川に入っているとき、いつ襲われるかわからないから、先制攻撃は正解だったと思います。
コガタスズメバチは、巣のそばを通っても、積極的には襲ってこないので、大丈夫そうですね・・・。

とにもかくにも「閉店」を迎えました。
来季は、もっと水質が浄化されてくれないと、本当に困りますね。ヤマメやアマゴ、
生息できる、ギリギリラインでしょう・・・。



鮎沢川本流の、桑木の堰堤です。

尺ウグイが出てしまいましたが、良型の渓流魚が潜んでいる可能性は、高いと思います・・・。

来季に期待ですね・・・。



第1投目から、いきなりコイツ(>_<)

引き味と重量はかなり凄かったが、ウグイとわかり、ガッカリ(^^;)
コイ科の魚は、やはり極力釣りたくないですね・・・。

それにしても、ご立派な尺ウグイだこと(爆)







7寸クラスのヤマメ・・・。
本日は、これでもヤマメの最高サイズでした。

8寸強だったら、もっと嬉しかっただろうな。






7寸クラスのアマゴ・・・。
尾ひれが少し欠けているので、元は放流物でしょう。

8寸強だったら、もっと嬉しかったでしょうな。






唯一釣れたニジマス。

33センチの大物でしたが、重いだけで、
それほど引き味は強くありませんでした。

これが出てくれたから、多少は気分良いかな(^^;)