2005年9月4日


神奈川県側は、西丹沢の中川川支流の小さな沢を探釣し、釣果を得る。
しかし、何と今度は、宇崎日新「ロイヤルステージ3WAY渓神技 硬調540」が破断(>_<)
最近の竿って、脆過ぎないかい??そんなに乱暴には扱っていないのに・・・。


本日は、西丹沢は中川川支流の東沢に初挑戦です。当然、無理はせずに、探釣というスタイルにて、
ウエルキャンプ場下の、西沢・中川川・東沢合流点よりスタート。
魚影が薄いのか、反応は全くありません。居たとしても、これだけ人の気配があれば、当然でしょうね・・・。
本流出合から、1つ目の堰堤下で、ようやくアタリがありましたが、チビメらしき魚は途中でバレました(^^;)

その後も反応が無いまま、前方にそびえる大堰堤も、何とか迂回路によって楽々巻けるので、
早くも3段堰堤上の流れに到達。だいぶ標高が上がりました。
この区間は、中々良い渓相です。そして、小さなアタリも出るようになりました(中々、針掛りしませんが・・・)。
この沢は、カナヘビ(それともトカゲ?)が多い沢で、そこらじゅうで、チョロチョロしています。
それと、マムシも出現しましたが、そのまま去ってくれました。

そして、とうとう9寸の大型ヤマメが出てくれました。
中川川系統特有というべきか、白っぽい魚体です。尾びれが何となく丸いので、放流物なのでしょうが、
清冽な流れに磨かれ、素晴らしい魚体です。
神奈川県側の魚は、このクラスの大型でも、針を飲み込まずに、僅かに掛かっているだけで、
バレてもおかしくないくらいの、際どい取り込みでした。
静岡県側の魚は、決してスレていないわけではありませんが、向こう見ずに針を飲み込んでしまう個体が多いので、
地域による特性を感じますね・・・。

その後も、チビヤマメが出ましたが、いずれも、それほど綺麗ではない放流物でした。
そして、悲劇の瞬間がやってきました・・・。
魚も出て、「いい感じ」で遡行できていて、できればゴーラ沢出合くらいも拝みたかったのに、
非情にも、THE ENDの時がやってきました。
堰堤下の釜を釣っていると、ここは放流ヤマメが溜まっていたらしく、6寸強を含め、何匹か出ました。
水質も抜群であり、渓流釣りの釣趣を十分に満喫できていたのに、1度の「根掛り」により、
楽しい時間に幕が下ろされました(>_<)

根掛りをしたので、普通に竿をあおって処理をしていただけで、別に、何も無理な力など込めていないのに、
バキッという悲しい音と共に、何と#03から折れてしまったのです(>_<)
シマノの天平しかり、今回折れたニッシンの渓神技しかり、あまりにも脆過ぎるんじゃないのかな・・・。
少年時代から、かれこれ15年以上(20年弱)使ってきた、オリムピックの竿など、いまだに健在です。
ダイワの竿は比較的トラブルが少なく、ある程度信頼できますが、全部ダイワで揃えるのも味気ないので、
他のメーカーの製品も私の軍備には入れてある次第です。

あとは、がまかつも試してみて、それで信頼できるメーカーを判断するしかないですね。
1つ言えることとして、昔の竿は、今よりも遥かに丈夫だったということです。
当時は、カーボンロッドも今とは比べ物にならないくらい高価であり、中々手が出ませんでしたが、
安心して使用できていたような気がします・・・。

それとも、これだけ破損が多発するのは、私の腕前が悪く、扱いが粗雑なのでしょうか?
自己判断としては、極めて大事に扱っているつもりですが、今回は初めての沢で、一応は釣果を得られただけに、
何とも後味の悪い納竿となってしまいました(>_<)
シマノの天平も未だ修理が上がっておらず、しばらくはまた、本流域か平坦な里川にしか釣行できないですね・・・。
5M前後の竿と、最近相性が悪く、困ったものです。


<本日の釣果>
中川川支流東沢中・下流部:ヤマメ×5(天然物は居なかった模様だが、9寸の大物登場)
もっと遡行したかったのに、宇崎日新「ロイヤルステージ3WAY渓神技 硬調540」が破断し、終了。
トホホ・・・。



※本日の講評
反対側の西沢は人気渓流ですが、東沢はそれほど人気がない渓流みたいです。
確かに、東西で正反対のタイプの渓流ですね。中川川本流は、レジャーランド化しており、まず釣りは不可能。
この2つの沢で選ぶと、ガレた東沢よりも、本格渓流の西沢の方が釣趣はあるかもしれません。
しかし、水量が多いときは、開けた快活な流れで、悪くはないと思います。

懸念していた堰堤の「巻き」ですが、合流点から4つ目の堰堤までは問題なかったです。
それより上は、残念ながら、竿が折れてしまって「強制終了」となってしまい、不明ですが、
ゴーラ沢出合の手前の堰堤は、結構巻くのが難しいという情報を得ています。

5M前後の2本の竿の修理が上がったら、今度は大滝沢でも挑戦してみようかな・・・。
超丁寧に扱うことを前提に(涙)

それにしても、しばらくは、本流と平坦な里川しか釣行できませんね・・・。何てこった(>_<)


東沢の堰堤群・・・。

確かに、こんな渓相では、それほど人気がない沢なのも頷けます・・・。
ゴーラ沢出合付近、いつか到達したいですね。

尾びれが丸いので、放流物だという主張になっていますが、立派な9寸ヤマメです。
実測で、27センチあり、びっくりしました。

神奈川県側でも、谷峨あたりから上は、きちんと渓流魚が放流されていることが実感されました。

放流魚とはいえ、清冽な流れに磨かれ、美形です。





6寸強の放流物ヤマメ。堰堤下に何匹か溜まっていたようで、同じ釜から3匹出ました。

しかし、悲劇はこの後起き、根掛りを処理中、
いきなりバキッと大きな音を立て、たった3回目の
使用なのにもかかわらず、宇崎日新「ロイヤルステージ3WAY渓神技 硬調540」は、#03付け根より、真っ二つに破断しました(>_<)

これで本日現在、私は5M前後の竿を失ったことになります・・・。