2005年8月21日


神奈川県側酒匂川水系を期待せずに釣行。
丹沢湖(三保ダム)直下の河内川本流では、思わぬ好釣果を得るも、
最初に入った某沢では、攻めきらないうちに、修理が上がったばかりのシマノ製「天平ZT 超硬調53」が、
信じられない脆さにて折れて途方にくれる(>_<)


前日は仕事だったため、日曜のみの釣行となりました。
最近は、釣行が静岡県側に偏っているので、今回は神奈川県側を選定。それほど期待できない流域ですが、
ダメ元で、気楽に釣行です。
相変わらず、休日の朝は早く起きられず、日が昇ってからの出陣となりました。

酒匂川の左岸側主力支流、河内川流域も、ダム上の中川川流域と同じように、キャンプ場が沢山あり、
平坦な流れでいながら、比較的水質が良いために、川遊びの人が多く、河内川本流も下の方では、
釣りができそうにありません。
そこで、ここでは公開できない、穴場の「某沢」を探釣してみることにしました。

入渓できそうなポイントを発見したので、スペースに車を停め、開始です。
すると、入渓ポイントから僅か上にて、超美形の居付き良型ヤマメが出てくれました!!
これで気を良くしたのですが、悲劇は15分後に訪れました(>_<)
この沢のような小規模渓流にて期待度が高い、シマノ「天平ZT 超硬調53」の#02が、
何も無茶な操作をしていたわけでもないのに、突然バキッと折れてしまったのです・・・。

この時点で、この沢での釣りが不可能になりましたので、たった30分の探釣にて、無念の終了です(>_<)
もっとも、ダイワ「雪渓 硬調36MZ」にて続行する手もありましたが、気持ちを切り替えるため、
河内川本流にて、釣りになりそうなポイントを探すほうに、頭を切り替えました。

丹沢湖方面に向かって道を進めるも、山市場地区もレジャーの人が多く、駐車ポイントも空きはありません。
大分上流部に到達し、湯本平地区にて農道を進めると、どうやら駐車できそうなので、決定しました。
ダムの構造物も目に入る位置であり、河内川本流の上流部にあたります。
思ったよりも水量が少なく、河川の規模も、酒匂川本流の大きさに比べれば、それほど大きくありません。
本流竿ではなく、こちらも修理が上がったばかりの、ダイワ「流覇 中硬硬71MZ」をチョイスです。

砂地が多い河川でありますが、水質はそれほど悪くはありません。本流筋の鮎沢川の水色に比べれば、
余程マシです。
あまり期待せずに、開始です。すると、ガツンと大きなアタリが来ましたが、バレてしまいました。
正体はわかりませんでしたが、魚が居ることがわかり、テンションは上がります。
各ポイントは、岩盤へのブッツケや、ナメからの落ち込みですが、アタリはそこそこ来ます。
そして、とうとう釣り上げましたが、外道のチビウグイでした(^^;)

外道のウグイとはいえ、酒匂川本流中流部では、このウグイすら釣れないので、余程釣りの気分を味わえます。
しばらくすると、チビですが、ヤマメが出てくれました!!
この流域にも、ヤマメが生息していることを知っただけでも、収穫です。
ほとんどがチビウグイのアタリですが、たまにヤマメも出てくれました。

中々の好ポイントがあったので、じっくり狙うと、とうとう25センチの良型ヤマメが出てくれました。
ダム上流の中川川で釣れるような、白っぽいヤマメです(放流物でしょうが・・・)。
河内川本流、十分にヤマメ釣りのポイントになり得ることが判明しました。
ただ、チビウグイの方が、絶対的に数は多いですが・・・。
このあたりは、鮎沢川との合流点付近と異なり、アユ友釣り師もおらず、アユも居ないようです。
見えている魚は、ウグイとオイカワでした。

先行者の餌釣りの人が下りてきましたが、非常に上機嫌でした。尺上ヤマメをGETしたそうです。
おそらく、キープされてしまったことでしょう・・・。
そして、目の前に「神縄堰堤」という、大堰堤が登場しました。
「安戸堰堤」に匹敵するくらいの規模でして、大物が潜んでいそうな雰囲気は十分にあります。
しかし、堰堤下のポイントまでは、本流竿を駆使したとしても、餌釣りでは届きません。
水深があるので、ポイント近くまでウエーディングすることも不可能だと思いました。
こういうポイントは、ルアー釣りの人に夢を託すしかないですね。
その他、止水系のプールのポイントも多いので、この流域は、ルアー釣りの人の方が、
おそらく結果が出るように感じます。

餌も尽き、区切れがよかったので、17時に納竿です。
折れた竿を修理に出すため、ちょこっと遠い御殿場まで行き、また南足柄まで戻りましたが、
道が込んでいて、帰宅が非常に遅くなりました。疲れました(^^;)


<本日の釣果>
酒匂川水系某沢(神奈川県側):ヤマメ×1(小沢用の「天平ZT 超硬調53」が折れ、中断することに)
河内川本流(湯本平地区):ヤマメ×11(チビ主体だが、ツ抜け達成。1匹だけ良型出る・・・)


※本日の講評
シマノ「天平ZT 超硬調53」には参りました。こんな簡単に折れては、安心して使えないです(>_<)
三保ダム下の河内川本流が、ヤマメ釣りの対象になることが判ったのは、大きな収穫でした。
コガタスズメバチや、攻撃性が強いキイロスズメバチが頻繁に出現するようになりました。
私はアレルギー体質なので、気を付けないといけませんね・・・。



神奈川県側の酒匂川水系某沢にて、開始早々に上がった、居付きの超美形良型ヤマメ。

私が今まで釣り上げたヤマメの中でも、トップクラスの美しさです。
まさに、渓流の宝石・・・。25センチありました。

しかし、コレを釣り上げた15分後、竿が折れてしまいました(>_<)


河内川本流で出てくれた、白っぽい25センチの良型ヤマメ。

某沢で釣れた個体とは違い、天然物ではなく、放流物という雰囲気があります。

良型はこれしか出ませんでしたが、十分に満足です。






河内川本流の流れ。このポイントは、中々の雰囲気です。

砂地の川床が多く、あとは岩盤のナメですが、意外にも魚影は薄くありません(ウグイが多いですが・・・)。






ダム直下の、「神縄堰堤」です。

水深があるので、餌釣りではポイントまで近付けません(>_<)
ルアー釣りの人に、夢を託したいポイントです。
「安戸堰堤」と同じく、大物が潜んでいるはずです。