2005年6月24日


中川川上流部にて、西丹沢エリア初挑戦。
規模は細流ですが、中々の良型も生息していることを確認。
メジャーな釣り場ゆえに、スレ度は抜群ですが、神奈川県側酒匂川水系では、非常に珍しいツ抜け達成。


日々の仕事量についての繁閑の差が非常に激しく、忙しいときは半端でないくらいに
要処理件数が多いのですが、たまたま一時的に一段落したので、金曜日は年給を取得しました。
週明けからは、地獄絵巻の忙しさになるのが判っていますので、休めるときに休まなくては(笑)
というわけで、休日は釣り人でごった返すメジャー水域に、こういう日には行ってみました。

ターゲットは、丹沢湖流入3川のうち、真ん中の中川川です。アクセスが良く、危険度も比較的少ないと
されていますので、西丹沢本格渓流初挑戦としては、妥当な選択でしょう・・・。
道中、非常に遅い車がいたせいで、入渓点の西丹沢自然教室付近への到着まで、何と、
1時間近く掛かってしまいました(>_<)
それにしても、「箒杉」あたりまでは、本当に水量が少ない涸れ沢ですね・・・。
一応は魚が居るとは聞きますが、増水時しか期待できなさそうに感じました(>_<)

思い起こせば、小学校くらいのときは、地域の「こども会」とかの行事にて、BBQやマス掴み取りで
中川温泉の方には来る機会がありましたが、チョロチョロした川のイメージしかありませんでした。
そんなわけで、期待せずに、西沢・本流・東沢合流点から入渓し、川通しに遡行開始です・・・。

澄んだ流れの中、魚影は結構走ります。しかも、中々デカイ!!
しかし、やはりスレッカラシなのでしょう・・・。全く反応が有りません(^^;)
流れが緩い部分では、青の口のような藻類がモジョモジョしている部分もあり、中川川でさえ、
やはり大雨による浄化の必要性を感じました・・・。
それにしても、魚の気配は有るくせに、全くアタリがありません(>_<)
「こりゃ、早々に切り上げて、須川でも行こうかな・・・」と思い始めると、さらに追い討ちを掛けるように、
急に濁りが入り、まっ茶色になってしまいました・・・。

「これはもうダメだな(>_<)切り上げるかな」と思った矢先、目印に僅かな反応が起きたのでアワせると、
とうとうヤマメが出ました!! ヒレがボロボロなので、放流物です。
そして、立て続けに、各ポイント毎に出てくれました。今までの無反応が、ウソのようです(笑)
どうやら、濁りが入り、警戒心が薄れてくれたのでしょう・・・。結果オーライです(^^;)

型は中々良く、平均で7〜8寸程度。チビは2匹だけで、あとはキープできるくらいの大きさでした。
比較的ヒレがピンとしている、白っぽい綺麗な魚体も出てくれました(^^)
そして、居喰い状態でしたが、7寸弱のイワナまで出ました。放流物のニッコウイワナですね・・・。
しかし、濁りが取れてくると、祭りはここまでとなってしまい、あとは好ポイントを攻めるも、
完全に無視されてしまいます。

そのうち、渓相が一変し、今までの平坦な流れから、本格渓流の顔つきになってきました。
巨岩帯というほどではありませんが、深い淵もあったり、崖際をヘツリ気味に移動したりと、里川専科の
私には、少しばかり荷が重くなってきました(^^;)
水温も冷たくなってきており、空気もヒンヤリです・・・。魚影は有るものの、反応無しです。

前方に赤い橋が見え、それより奥は、鬱蒼とした流れです。ちょうど脱渓できそうな階段があったので、
道に出ました。白石キャンプ場とのことで、どうやら上流部まで到達してしまったようです・・・。
私の守備範囲は、ここらあたりまでですね(苦笑)

舗装道をテクテク下り、枡小屋沢を横切るも、ほとんど涸れ沢で×。
入渓点まで戻り、下手の西丹沢橋付近から再入渓しました。管理釣り場との境界よりは、勿論上流側です。
ヤマメの反応は無く、良型の放流物のニジマスが出てくれ、引きを楽しませてくれました。
西沢側には釣り人が居たので、東沢側を少しだけ探ってみましたが反応無し。
16時に納竿し、撤収です。


<本日の釣果>
中川川上流部:ヤマメ×10,イワナ×1,ニジマス×3(クソバエやウグイの顔を見ずに済みました!!)


※本日の講評
酒匂川漁協も、西丹沢エリアにはきちんと放流作業をしてくれているようですね。魚影は有りました。
しかし、スレッカラシです・・・。とはいえ、重機の濁りによって、まさか喰いが立つとは(笑)
見た感じは、皆瀬川と似たような流れですが、中川川では大嫌いなクソバエを見なくて済み、良かったです(^^)

この川の困った点といえば、害虫のブヨが非常に多い点です。虫除けスプレーも、無力でした(>_<)
対策方が、非常に大変ですね・・・。


入渓点の西丹沢自然公園付近の流れ。

取水口よりも上流側なので、中々の美観を保っています。

魚影は確認できましたが(しかも大きい)、スレッカラシで反応は有りませんでした。



中川川で多いとされる、白っぽいヤマメの個体。

ヤマメ10匹のうち、チビは2匹だけであり、あとはキープ可能な
良型でした。

キャンプやBBQ、そして他の釣り人を避ける意味でも、西丹沢エリアの
メジャー河川は、平日に釣行するしかないですね(笑)

中川川ででてしまったイワナ。

放流物が定着しているとされる玄倉川のユーシン地区でもないのに、
岩魚の顔を見れた意味では、良かったです。

しかし、本来ならば中川川には生息しないとされますので、 そういう面では、少々複雑です・・・。



西丹沢橋上手で出たニジマス。

上流側では、ニジマスのアタリはありませんでした。

管理釣り場から、登ってきた個体でしょうか・・・。