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| 犬と接する全ての人へ、私から、お願いがあります。 これを読んでくださっているほとんどの方が、きっと愛情を持って、犬と接していることだと思います。 そういう方に、こういうことを言うのは失礼かもしれません。私も特別えらそうなことが言える立場というわけでもありません。 それでも、あえて皆様に再認識していただきたいと思うのです。 犬(もちろん猫も含めて)は物ではなく、1匹1匹心を持った、尊い命ある生きものなのだということを・・・・・・。 犬を捨てたり(ほとんどが殺すことにつながるのです)、犬を虐待することは、大きな罪であるということを・・・・・・。 |
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| 私もけせら(パピヨン)を飼っています。とてもかわいらしくて、とても元気で、私たちの生活に大きな幸せを与えてくれます。 凛々しくてかっこいい犬、大きくて優雅な犬、小さくてかわいい犬、それに何より飼い主を慕う犬、1匹1匹、それぞれの魅力があり、人間たちを魅了してしまう犬たち。 ペットブーム、といわれるのもうなずけます。 でもその一方で、飼い主に見捨てられたり、ビジネスの犠牲になったりして、かわいそうに死においやられる犬や猫が後を絶たないのも事実です。 飼い主自身の手によって、また、身元がわからないという理由で、保健所関係の施設に連れて来られた犬や猫は、7日間(地域によって違うのかもしれませんが)のうちに引き取り手がなければ、致死処分されるそうです。その数は犬と猫を合わせ、全国で、なんと年間数十万頭にものぼるそうです。 7日間のうちに、不安が絶望に変わって行く。絶望の中で、ただ死を待つ犬たち。 最期の最期まで飼い主を信じ、恨むこともせず、ただ迎えを待っている犬も多いのではないでしょうか。 犬を手放そうとする人は、その犬の気持ちを想像してみてください。 |
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| 「迎えに来て くれないの?」 |
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どうしようもない理由が、人間側にある場合もあるとは思います(飼い主の死亡や、引っ越し先にどうしても連れて行けないなど)が、一度飼った以上、無責任に手放すようなことはしないでほしいのです。
ペットショップで見る仔犬は、本当にかわいいですよね。私も、2匹目を飼える環境ではないとわかっていても、つい、欲しくなってしまいます。
パピヨン・けせらのコーナーを見て、飼いたい!と思ってくださる方もいらっしゃるかもしれません。
もちろん犬は、大きな幸せを与えてくれることでしょう。
ただ、犬はかわいいだけのぬいぐるみとは違います。それからずっと面倒を見ることが必要になる生きもので、気に入らないから、飽きたから、と捨てられるような物とは違うのです。
成長すれば、犬種によってはすごく大きくもなるし、仔犬特有のかわいらしさも、だんだん消えていきます。
それでも、それは当たり前のことだし、成長しても、犬にはずっと、飼い主の愛情が必要なのです。変わらずに、ずっと、大切にしてあげてください。
当然ですよね、生きているんですから。飼い主に見捨てられたら、犬はとっても悲しむんです。苦しいんです。
飼い方にも気をつけないと、最終的にはかわいそうな結果になるかもしれません。
きちんとしつけるのも、大切な愛情なのだと思います。私は褒めてしつける陽性強化法をお勧めします(テリー・ライアン先生のセミナーのレポートにリンク)。
わがままで、人に危害を加えるような犬になってしまったら、周りに愛されない犬になってしまう。
手におえないという理由で、犬を捨てる人もいます。犬が悪いからだといいます。本当にそうなのでしょうか。
確かに、もともと凶暴な性格の犬もいると思います。大型で凶暴な犬だったら、本当にしつけも大変なのでしょうね。
責任を持って育てられる犬を選ぶことも1つの手だし、もし、気に入った犬が育てにくい性格で、お手上げだとしても、今は犬のカウンセリングとか、しつけ教室とかもいろいろとあるようなので、すぐにあきらめないでほしいのです。
きっと、犬は飼い主の愛情をわかってくれると思うのです。いつか、素敵なパートナーになれる存在だと思います。
予定外に生まれてしまって、もらい手がなくて、という理由で捨てられてしまう犬もいるそうです。安易な繁殖によって、疾患を持って生まれてくる子も多いそうです。
責任を持って育てられない、引き取り手を探せないのであれば、やっぱり妊娠には気をつけるべきだと思うのです(繁殖ブリーディングについては、下の方に詳しいコーナーがあります)。
避妊については、した方がいいのか、しない方がいいのか、正直言ってわかりません。
でも、かわいそうと批判されてしまうかもしれませんが、けせらは避妊をしました。
病気も防げるので、子供を生ませる気がなければした方がいいのでは、という話と、交尾の姿勢に入ったらすぐにできてしまう、という話を聞いて、悩んだ末決めました。
手術の直後、元気がなかったので、すごく心配だったし、ホルモンのバランスのこともあるので、やっぱりかわいそうなことなのかもしれない、と思いました。でも、すぐに元気なけせらに戻ってくれたので、良かったです。
心配性な私には、できてしまったら、と思うと怖かったりするのです。でも、お散歩で会う他の犬を見ていると、気をつければ別に、わざわざ避妊をしなくても大丈夫なようなんですね。
捨てられなくても、虐待行為を受けている犬も、かわいそうです。
しつけではないのに、犬にとってはどうしてかわからないような暴力行為や、餌を与えないなどという世話の放棄なども、犬に大きな苦痛を与えます。
虐待をしてしまう側の心理にも、きっといろいろなものがあるのでしょう。難しい問題ですが、自覚をしてカウンセリングなどで回復していく人たちもいるそうです。これ以上自分をおいつめないためにも、いい方向へ向かえるよう、がんばってほしいものです。
そんな飼い主をいやして救ってくれるのもまた、その犬なのかもしれません。
なんだか、自分勝手にいろいろ書いてしまいましたが、虐待とか、致死処分とかいうことには、心が痛むのです。
でも、私も決して、えらそうには言えないのです。
小学生のとき、両親の離婚で、父の家に犬をおいていきました。新しいところでは飼えなかったんです。父が面倒を見てくれ、長生きをしたそうですが、母や私のことを、もしかしてずっと待っていたかもしれないと思うと、今でも心が痛みます。
それに子供の頃は、大人になって犬を飼うことがあるとしたら、絶対に保健所に行って、1匹でも助けるんだと思っていたのに、大人になった私は、飼う自信がないから、と、結局飼いやすそうな犬を、しかもこだわって選んでいました。
でもその代わり、家に来たけせらを、ずっと大事にしたいと思っています。
命ある犬がビジネスに使われている以上、かわいそうな犠牲が出ることは、きっと、ずっと続いていくのでしょうが、そんなペットショップに、気に入った犬を求め、けせらと出会えたのも事実なわけで・・・。
犠牲をなくすことはできなくても、犬を飼っているみんなが、ご自分の犬を大事にしてくだされば、きっと、犠牲は減ると思うんです。
犬が苦手な人にも迷惑をかけないように、マナーを守ることも大切ですよね。
私も気をつけないと!
読んでくださってありがとうございました。
あなたが大切にしている犬はきっと幸せで、あなたにも、かけがえのない幸せを運んできてくれていることでしょうね。
| 追加文(2001.6.10の日記より) テレビの「どうぶつ奇想天外!」の犬特集で、捨て犬などの面倒を見て、新しい飼い主を探す施設がある、イギリスの事をやっていた。 引き取り・保護・引渡しをすべて責任を持って行う大きな民間団体は、イギリスには2000ほどあるという(雑誌によるデータ)。 日本でも一部そういう所(大阪の「アニマルレフューズ関西」通称ARK・アークなど)はあるけれど、少ない。ほとんどの捨て犬は保健所で殺されたりしてしまうのだと思う。 引き取り希望の人には、ちゃんとじっくり面接したり、家の大きさなどを調べてから犬とご対面をするそうだ。ワンちゃんに悲しい思いを繰り替えさせないために・・・。 日本では、ペットショップなどでお金を出せば簡単に飼えてしまう。 でも、もっと指導を受けたり、大変さも説明したり、条件をつけてもいいんじゃないかなぁ、と思う。 後、小さなマイクロチップというものを埋め込んで、犬の身元を調べる事ができるんだそうです。 犬の体に害がないのなら、いいものだと思う。 迷子も捜せるし、捨て犬だって誰が捨てたかわかるのだ。責任が出てくる。 犬を捨てる事に、もうちょっと罪をきせてもいいのではと思うのだ。 |
動物実験廃止の署名について
始まりは1通のメールでした。HPを開設してから、そんなに経っていない頃のある日・・・。
私が参加した「ペット自慢リング」では、他の参加者みんなにメールを送る事ができ、それにより届いた、1通のメール。
「動物実験を知っていますか?」、「署名に参加してもらえませんか?」というもの。
実験はかわいそう。でも、その上に私たちの生活が成り立っているのだから、しょうがないのかもしれないと思っていました。
だから理想論のみで署名をしてしまわないように、動物実験や署名に関するページ(この下にリンクします)を見てみたのです。
化粧品などの動物実験のことなどを、私は初めて知りました。
きっと、本当はあるものでいいのに、どんどん新しい物を試すために、犠牲として無駄なほど動物を使っていく、命を奪っていくのではないか、しかもとても残酷に。
実験のために生まれさせ、人になつくように撫でて育て、人にはむかわない、人が来ると喜ぶような子に仕立て上げ、使いやすいかわいそうな実験道具として使う。そんな一生を送る犬もいるのだそうです。
| そのページからのリンク先のひとつ「JAVA」で、けせらの仔犬時代になんとなく似た犬の写真を見つけました。 フレームの上方の「MENU」の「動物実験は必要?」をクリックすると出てきます(変更されていなければ)。 「ストレスを与える実験のため、足を繰り返し打ち砕かれた犬」というコメント。 |
ショックでした。辛そうにこちらを見る、小さな小さな1匹の犬。
その子の受けてきたことを思うと、心を思うと、涙があふれ、その夜は思い出す度に泣いてしまっていました。
だって、けせらを見ていると、ちょっとしたことで大喜びだし、ちょっとしたお手入れとかでも嫌な事は嫌がるし、もし、ものすごくつらい目にあったら、どれだけ悲しいか、苦しいか、って思うのです。
その写真のワンちゃんだって、きっと、同じなのだから・・・。
「どうして好きな人間からこんな目に遭わないといけないんだろう」
「お願いだからもうやめて、助けて」
そんなことの連続なはずです。
それは、辛い辛いことなんです。希望なんて言えないほど・・・。
どれだけ苦しみ続けて来たのか、そして、これからも死ぬまでどれだけの苦しみが待っているのか。後に待っている安らぎは、死だけなのかもしれない。
そう思うと、涙が止まりませんでした。
難しい問題です。
実験する側にも言い分はあるだろうし、いろいろな生物もいるし、言い出したらきりがない事なのかもしれません。
でも、実験をさせるのは、私たちのニーズなのかもしれない。
売るために開発に必死になる、そういう社会のせいなのかもしれない。まず、やめるのはそういう事なのかもしれない。
実験を行っていない化粧品会社もいっぱいあるので、そっちを選ぶ、という活動もおきています。
私も、とりあえず、身近で手に入りやすくて安いものからちょっとずつ…、と活動しています(全てではありませんが)。
上の「JAVA」で動物実験をしている会社、していない会社のリストを取り寄せる事ができます。
下にリンクしたぶるーべりーさんの「Stop! Animal Testing」のリストは親しみやすくお薦めです。
本当にしょうがない実験もあると思うけれど、そうじゃない無駄な残酷な実験もいっぱい行われているのではないでしょうか。
実体を知らないから、「実験はあたりまえ、しょうがないと思う」という人が多いのだと思います。
ヨーロッパ・アメリカでは、大手化粧品メーカーが次々と動物実験廃止へ。
ドイツやオランダでは化粧品の動物実験を法律で禁止へと、各国がもう動いているのです。
日本は、このまま動物に冷たい国で良いのでしょうか?
常識も変わっていくのだから、考え直しも必要なのだと思います。
どうか、みんなの認識が、常識が、真実の正しい方へと向かってくれますように。
署名は当然自由です。知った上で、あなたが決めてください。
私も、よく考えて、考え直しのきっかけになればと思い、納得してから署名に参加しました。
みなさんもよかったら考えていただけませんか?
知ることだけでも、初めてみませんか?
辛いんですけど、見ていただけませんか?
(2002年3月末までの予定となっていたので、署名はしめきったかもしれませんが(はっきりした事はわかりませんが)、このコメントは残しておこうかな、と思います。)
追加文(2003.9) 100%反対と言い切れない戸惑い
9.11
新しい事を知ったり、考えたりすればする程わからなくなる、100%化粧品の動物実験に反対と言い切っていいのかどうか・・・。
色々な生き物がいて、色々に扱われたり使われたりしている。私はきっと、多くの事を知らない。きっと、私の知らない怖い世界が本当は身近にあふれているのだろうが、一部しか知らない。そして、現場を知らない。だから100%言い切っていいのかどうか、わからない。
動物実験だけではなく、色々な事がある。この会社はひどいらしいから、と選んだ他社が、知らないだけで実はもっとひどい事をしているのかもしれないし。
犬や猫やハムスターなどが、他の動物と比べて特別尊い命だというわけではなく、犬などをかわいがる事が私たちの文化となっているから、犠牲がつらく見えるのだと思う。ひどく感じるのだと思う。
私たちは生きる為に食べなくてはいけない。動物だけでなく、植物にも生命があり、その命を絶って私たちは生きている。そうしなくては生きられない、これは人間が生まれ持った、生きる為に必要で許される罪らしい(という説があるそうです)。
野生の動物の世界でも、そうですよね。でも、人間と違うのは、野生動物・自然社会では、そのほとんどが最低限必要な犠牲であるという事。豊かと言われる人間が出す犠牲は、最低限を明らかに超えている。
忘れられない友達が、心の片すみにいる。子供の頃に出会ったシンバーくんという牛だ。
「明日この子は食べる為に殺されちゃうんだよ」って言われた。
日本では牛肉を食べる事は文化、私も普通に食べている。それでもショックだった。
牛肉(や豚肉)を食べる事がとても悪い事だという文化の国もある。犬を食べる文化がある国を私たちがひどく感じても、同じようにそれもその国の文化なのだから、非難するのはおかしいのかもしれない。だってそれを非難したら、私たちが当たり前に食べている牛肉を食べている事も、非難される事になる。それは文化の違いで、牛の命と犬の命の大切さが違う、なんて事では決してないのだと思う。
ノミやダニ、ゴキブリ、悪い菌などは何のためらいもなく殺されていて、でもそれも同じ命であるのなら、おかしい事かもしれない? ・・・こういうのも食べる為の犠牲と同じように、衛生的に人間を守る為の犠牲といえるのかもしれない。その他、色々な事に命が使われ、その為にたくさんの犠牲が生じる。
人間が生きる為に、必要な犠牲がたくさんあるのだという事は、悲しいけれど否定できない事実なのでしょう。その血が流れる現場を見ずに済む私たちは、つらい思いをしなくて済み、食べ物なり商品なりを手にする事ができる。だから忘れがちだけれど、感謝する思いや無駄にしない意識は必要なのではないでしょうか?
必要な犠牲と考えていくと、一般全体の動物実験は、必要な犠牲なのでしょうね。反対運動が起きている化粧品の動物実験に限定したとしても、色々な事を聞いただけであり、私は研究に加わってはいないし、現場を知らないから、100%を反対と思う、または薦める自信はない。
実験をしていて競争しているメーカーを簡単に責めるわけにはいかないのだ。
だって、動物実験を廃止したせいで、会社がつぶれてしまったら、その会社の人や家族は生きていけなくなるかもしれないから。
それでも私はこう訴える。無駄な犠牲はなくしてほしい。明らかに無駄で残酷な犠牲、それは必要性が本当にあるのか、もう一度、考え直す事をしてほしい。
生まれる命の数ははかりしれない(この事は下の「繁殖について」で書いています)。
実験の為に生まれさせられ、道具として殺される一生を送る犬と、ただ保健所で殺される為だけに生まれたような、予定外に生まれてしまったりもらい手がいない犬、どちらがかわいそうかつらいか虚しいかなんて比べられるものじゃないと思う。
犠牲が生じるのはしょうがない。でも、無意味な犠牲は減ってほしい。無くなってほしい。その為に必要な事って、きっと、ただ実験に反対するだけではなく、色々な事があるのではないかな、なんて思います。例えば、むやみに繁殖させない、とか。
上の文とこの追加文、矛盾と受け取られる事もあるかもしれませんが、自分のこの手で体験したり、確信できる感覚でなければ、決め付けたり言い切ったりせず、どちらの方向から何度も考え合う必要が、ずっとあるような気がして・・・。
追加文の終わりに・・・。100%反対と言い切れなくても、決して容認するわけではありません。本当に必要な犠牲なのか、本当は無意味な犠牲なのか、色々な事に対してきちんと考え直してほしい。そして、明らかに無意味な犠牲については廃止されてほしい。
考え直してほしいから、そのきっかけになってほしいから、だから私は反対するのです。
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ぶるーべりーさんのHP内の「Stop! Animal Testing」つまり「化粧品の動物実験に反対しよう」のコーナーです。 ご自身できちんと色々調べて説明をしてくれているので、信頼でき、とても親しみやすく見れると思います。 動物実験をしていない化粧品会社リストもあります。 「実験をしていないメーカーを選びたいけど、どこの化粧品がいいのかわからない」という方必見。お薦めです! |
| ちーこちゃんのHPを紹介します。「Help Animals」のコーナーを見て下さい。私もここで知りました。 よくまとめてあり、署名もこちらから行けます。 メールで教えてくれたゆきりん、いろいろな現状を知らせてくれたちーこちゃん、本当にありがとうございました。 |
| この私の「PLEASE」を読んで感動した、と言ってくれたmirokoちゃん、ありがとう。 当時はまだ、自分のページがなかったけれど、動物思いのmirokoちゃんは、自分の愛犬ミロくんのHPをつくりあげ、動物愛護に何かできないか、と一生懸命です。 彼女は色々調べて、リンクの「動物、ペット関係」に、実験関係など、色々なサイトをリンクしています。 興味を持たれた方は、ぜひいってみてください。 |

こげんた:ある猫ちゃん事件について私なりの意見をまとめてみました(2002年6月〜)
繁殖(ブリーディング)について
8.5
繁殖・ブリーディングの事に私が特別詳しいわけではありませんが、興味のある方へ、やはり私からお願いがあります。
自分の愛するわんこの赤ちゃんがほしい、出産を見守りたいなど、わんこを家族と思い愛すれば愛するほど、そういう気持ちが起きる事もあると思います。決して、そういう感情を否定するわけではありません。そんな権利は私にはないと思います。
でも、繁殖するという事は、命を生み出すという事。安易に行う事には反対です。それによって、かわいそうな思いをするわんこ、人間が増える可能性が少なくないという事は、紛れもない事実なのです。
私は、いい血を残す為の方法については特別詳しいわけでもありません。とても怖い世界だから。でも、多くの繁殖の陰でかわいそうな命がたくさん生み出されている日本の現況に、ただただ見ないふりで目をそむける事もできません。
本来は私はミックス犬も大好きだし、普通の家庭犬であれば、別に質が高くなくても、全然かまわないと思います。疾患があろうとも(飼い主さんもわんちゃんもおつらいでしょうが)、今ある命は、大事にされるべきだと思います。ただ、あえてわざわざそういう子を繁殖させる、という考えには大きな疑問が浮かびます。その命は、本当に必要な命なのか、苦しい思いをさせてしまわないだろうか、悲しいだけで終わってしまう命にはならないかどうか、一生大切にしてもらえるだろうか・・・。
新しい命を生み出すには、それなりの知識(繁殖・犬種の特徴について色々調べ、勉強する事)、チェック(父犬・母犬・先祖犬などに遺伝疾患はないか、犬種の特徴を大きく乱すような事はないか、危険な近親交配でないかなど)、準備(生まれて来る子犬を受け入れ、面倒をきちんと見られる体制や場所作りができているか)や、責任と覚悟が必要になります。
責任と覚悟・・・。もし、体の弱い子が生まれたり、引き取り先がない場合、ちゃんとその命の一生に自分が責任と愛情を持てるか。
交ぜてはいけない血というのもあるそうです。近親交配のように、危険のリスクが高い繁殖や、犬種によっては、色によっても障害のある子犬が生まれやすい、というのがあるそうです。疾患を持っている子を繁殖させる事により、その犬種の将来に、ある遺伝疾患がかなり流行してしまったり、特徴的なものが大きく乱れたり、という例は今までにいくつも起きています。
繁殖する側としては、疾患があってもたいした事はない、と思われるかもしれませんが、大事に育てている自分のわんこが、後に疾患を持っている事がわかり、飼い主・わんちゃん共々、とても苦しんでいられる方も多いのです。
安易な繁殖・危険な無知の繁殖により生まれた命が、後に引き取った里親さんと子犬のこれからを、ずっと苦しめ続ける可能性もあるのです。
極端な例では、ボーダーコリーに多い脳の病気は2歳頃(それ以降)発病するそうです。きちんとしつけられていた子でも、この病気が発病すると、自分もまわりも止められない程、凶暴化してしまうそうです。この場合、今まで2年間かわいがってきた我が子を、泣く泣く安楽死させるしかない、という話も聞きます。もし、自分の犬が発病以前の時に繁殖をさせた場合、自分の犬に遺伝疾患があった事すら知らず、新たに疾患を持つ子を生まれさせてしまうのです。
足の疾患が広がっている犬種もいます。引き取ってしばらく経ってからわかったとしても、もう情があるので、抱えて生きるしかないと思います。本当は走る事が大好きだったのに走れない。本当はアジリティーとかしたかったのに、できない。痛そうなキャインという声。そんな姿を見て、「代わってあげられたらどんなに・・・」とつらい気持ちになる飼い主さんの声なども聞いています。
その犬種ごとに流行しやすい遺伝的な疾患があると思います。繁殖させるなら、そういう事も知っておくべきだと思います。
1つの間違った意見だけを鵜呑みにせず、色々な所から情報を知ってほしいと思います。
よく、「この子の為に、お嫁さんやお婿さんを探してあげないと」という言葉も耳にします。
それは、本当に必要なのでしょうか? 幸せに家族と暮らしていれば、それでいいとは思えませんか? 親犬が子犬の面倒を一生見るわけではありません、それに一度に生まれる命は、ひとつではありません。これだけのペットブームです。みんながみんな、自分の愛犬にそんな事をすれば、ニーズをはるかに超える命が生み出され、あふれてしまうでしょう。いえ、実際にあふれているのだと思います。だから、保健所に捨てられたり、実験用として売られてしまったりする犬が後を絶たないのではないでしょうか?
毎日のように保健所でたくさんの犬がガスによる窒息死で殺されている今の日本です。子犬ももちろんいます。殺処分されるわんちゃんの数は、生まれて来るわんちゃんの50%にもおよぶと言われています。捨てられる為だけに生まれた尊い命がどれだけ存在するのでしょうか?
決して、繁殖をするな、というわけではありません。上にも書いたとおり、そんな事を言う権利は私にはないと思います。
ただ、本当にその繁殖は必要なのか、じっくり考えてみて下さい。繁殖は、決して軽いものではない、私はそう思います。
最後に 一つでも多くのかわいそうな
命が減ってくれることを願いながら・・・紗英
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